空間デザインサービス

監修:Primal Design.Labo合同会社

空間デザインサービスとは

空間デザインサービスとは、住宅、オフィス、商業施設、展示施設や複合施設など様々な場で総合的な空間演出・空間提案を行うサービスです。

家具や内装施工などをトータルでデザインし、室内外を問わず幅広く手掛けます。提供企業によっては、デザインにとどまらず内装工事までをワンストップで完結させることが可能です。また、近年のオンライン会議、展示会などのトレンドにより、オンラインスペースも空間デザインサービスの対象になる場合があります。オフラインスペースにおいても、必要な場合はDXやICT、メタバースなど、最新のテクノロジーを取り入れた領域横断的な空間設計が効果的に行われます。

空間デザインサービスの使用用途

空間デザインは、社会の中の様々な施設において活用されているサービスです。イメージに合わせた意匠性を実現するだけでなく、施設・使用空間の機能に合わせた機能性と両立するデザイン演出が行われます。空間デザインサービスが利用される主な施設等には下記のようなものがあります。

  • オフィススペースや商談スペースなど、オフィスにおける業務空間
  • 店舗やショーウィンドウの外装や内装など商業施設における空間
  • 美術館や博物館など公共の展示施設
  • ホテルのロビーなど公共空間
  • 居住空間、モデルルーム
  • 各種施設におけるキッズスペース
  • 企業等のPR施設 (ショールームやミュージアム、工場の見学施設など)
  • 学校などにおけるICTを備えた機能的な学習空間
  • 展示会、ポップアップストアなどをはじめとする各種イベント
  • ライブ配信やバーチャル展示会などのオンラインイベント

空間デザインサービスは、これらにおいて、人や組織が十分に能力を発揮できるような効果的な空間を実現することを目的として活用されます。

空間デザインサービスの原理

1. 概要

空間デザインは、空間の各要素である形・素材・光・色彩を決定し、空間設計をトータルに行うサービスです。具体的には、

  • 照明
  • カラーコーディネート
  • 家具
  • 内装 (場合によっては外装)
  • 配置

などの要素があります。顧客の希望を聞き取り、最適なデザインを提案し、制作・施工を行います。また、DX技術やサステナブル視点など、新しい技術・視点をクロスオーバーさせて設計されることも盛んになっています。

2. サービスの流れ

空間デザインサービスは、様々なサービスがありますが、主な流れは下記の通りです。

  1. ヒアリング・調査: 顧客から基本構想やイメージ、コンセプトなどをヒアリングし、現地の状況や各種設備の確認を行います。また、店舗の場合は、地域や業態のマーケティングを行う場合もあります。
  2. デザイン・設計・図面作成: 顧客イメージや予算とのすり合わせを行いながらデザイン・設計図を完成させる段階です。分かりやすいようにパースが作成されることもあり、基本計画・コンテンツ設計・照明・演出など全てが計画されます。
  3. 制作・施工: 内装・外装施工や、コンテンツ制作が行われます。
  4. アフターフォロー: 保守・メンテナンスだけでなく、イベントなどの場合は運営・管理なども含まれます。

空間デザインサービスの種類

空間デザインサービスは、様々な企業より提供されており、それぞれの特色を生かした空間実現が行われています。

例えば、企業によっては、デジタルコンテンツとの融合的な空間提案を得意としている場合があります。例えば、

  • センシング、AR、AIなどのDX技術
  • メタバース
  • 没入型体験演出
  • ライブストリーミング
  • ICT技術を機能的に配した空間実現

などを効果的に活用し、オフラインとオンラインが融合する機能的な空間実現が可能です。

一方、また別の企業では、通常のオフライン空間の設計において、家具メーカーとのコラボレーションにより、効果的に家具選定・配置を行っている場合もあります。SDGsの考え方は、近年多くの企業で内装マテリアルの選定やUD (ユニバーサルデザイン) 設計などに導入されている視点です。それぞれの特性を理解して選定することが必要と言えます。

本記事は空間デザインサービスを提供するPrimal Design.Labo合同会社様に監修を頂きました。

Primal Design.Labo合同会社の会社概要はこちら