京セラ株式会社の不正・不祥事一覧

2021年の不正・不祥事

スマートフォンやパソコンに使われる半導体のパッケージ材や樹脂材料などの第三者機関認証において不正が発覚

概要

  1. 京セラのケミカル製品において、認証を取得したときとは異なる配合で量産品を生産し、出荷していた不正が発覚した。
  2. 抜き打ち検査ではサンプルを認証可の製品とすり替えたり、不適合品を故意に隠したりしていた。
  3. 不正は30年以上にわたり黙認されてきたと発表。
  4. その後、UL 認証は取り消し。

会社の公式リリース(日時: 2021年1月8日)

2018年の不正・不祥事

太陽光事業で、511億円の巨額損失

概要

  1. 11月28日、ソーラー発電用ポリシリコンに関する長期購入契約について、米ヘムロック社と和解合意に至ったと発表。
  2. 既に支払い済みの前渡金の放棄、保有するポリシリコンでの代物弁済、和解金の支払いなどが生じ、2019年3月期の連結営業利益で511 億円の損失を計上することとなった。
  3. 世界的に再生可能エネルギーへの関心が高まり、太陽電池パネルに使うポリシリコン原材料の需要がひっ迫する可能性があったため、原材料をあらかじめ確保するための長期契約をヘムロック社と締結するものの、安価な中国産の参入により価格破壊が発生。
  4. 契約上の購入価格と時価との間に大きな差が生まれてしまったため、価格の見直しを求めたが、ヘムロック社が拒否を示したため訴訟に発展していた。

会社の公式リリース(日時: 2018年11月28日)

2008年の不正・不祥事

携帯電話のバッテリーパックで発火・破裂の被害が複数報告されリコール

概要

  1. 3月28日、京セラが製造するバッテリーパック「W42K」において、発火・破裂の事故が報告されたと発表。
  2. 電池パックにキズやヘコミがつく程度の力が加わると、その後の充電・放電の繰返しでショートが発生、電池パックが発熱して膨張、さらには発火・破裂する可能性があることが確認された。
  3. 事故の可能性があるのは一部の製造番号が記載された電池パックだが、それ以外の製造番号を使用する人も含め、「W42K」を使用するすべての顧客に対し電池パックの交換をすると発表。
  4. 約18万人が交換回収対象になる。

会社の公式リリース(日時: 2008年3月28日)

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