防犯グッズ

防犯グッズとは

防犯グッズとは、犯罪に遭うことを防ぎ、遭った場合にも被害をできるだけ軽減させるための装備品類です。

防犯グッズには企業や団体が普段からお店やオフィスに備える装備もあります。また、警察や自治体が地域の安全のために備える防犯カメラや警報装置も広い意味での防犯グッズに含まれます。

防犯グッズの使用用途

防犯グッズは外出する際に護身用として持ち歩くもの、留守や就寝時の自宅に泥棒や強盗の侵入を防ぐもの、自動車やオートバイ、自転車等の家の外に停める乗り物の盗難を防ぐグッズなどがあります。

1. 外出時に持ち歩く防犯グッズ

外出時に持ち歩く防犯グッズは、防犯ブザーが一般的です。危険を感じたらブザーを鳴らすことで犯人を威嚇し、自分が危険な状態にあることを周囲の人々に知らせることができます。また、より危険を感じる場合には催涙スプレーやスタンガンなどの強力な防犯グッズなども使用することができます。

スマートフォンにインストールする防犯アプリは、緊急時に大音量で身の危険を周囲に知らせる機能や、登録先のメールアドレスに緊急メールを送ることができる等の様々な機能が備わっています。警視庁を始め、各都道府県の警察がアプリを提供しています。また、夜道の歩く際の携帯用のライトは防犯グッズではありませんが、ある程度の犯罪抑制効果はあると言われています。

2. 自宅向けの防犯グッズ

自宅向けの防犯グッズとしては、防犯カメラ、侵入センサー、防犯ライト等が、各警備会社が提供するホームセキュリティー・サービスの一環として広く活用されています。

防犯カメラは泥棒が入った際の犯人特定などに役立つ製品ですが、防犯カメラがあること自体が犯罪抑止効果があります。その際には防犯カメラ本体だけでなく、防犯カメラを設置していることを知らせるステッカーを人目につくところに貼ることでさらに防犯効果を高められます。

3. 屋外保管物の防犯グッズ

車、オートバイ、自転車など、屋外に保管することが多い乗り物の盗難もあとを絶ちません。これらは鍵を不正開錠をしにくいものに改良が進んでいます。車であれば、防犯アラームやドライブレコーダーの自動録画機能などが防犯グッズとして取り付け可能です。

また、小型の無線タグをこれらのものにあらかじめ取り付けておいて、盗難の際には無線を頼りに盗難車の居場所を追跡できるサービスもあります。

車の場合は、本体の盗難以外にナンバープレートやホイールの盗難も増えています。その対応としてディーラーではナンバープレート・ロック、ホイールロックを販売しています。特にナンバープレートの盗難はそれ自体が犯罪ですが、盗難品はさらに別の犯罪に使われます。

新しいナンバーの取得に手間とコストがかかる他、自分に関係ない犯罪にも自分の自動車のナンバープレートが使われるリスクが発生します。そのためナンバープレートロックは必需品とも言えます。

防犯グッズの特徴

防犯グッズには下記のような効果があります。

  • 犯行を思いとどまらせる
  • 犯罪に会った際に周囲に知らせて威嚇し、被害を軽微に済ませる
  • 盗難品や犯人の居場所を追跡し、速やかな逮捕と盗難品の回収確率を上げる

犯行を思いとどまらせる効果は、防犯対策が施され監視の目が行き届いていることを犯人に知らせることで得られます。目につく場所に防犯カメラを設置し、さらに監視していることをステッカーで周知させることで効果が大きくなります。

犯罪の被害を最小限に抑える効果は、犯罪の発生を音や光で周囲に知らせることで得られます。防犯ブザーがその典型例で、痴漢の撃退などでは効果が期待できます。家の周囲に取り付けた防犯ライトは、夜間に人が近づくと点灯します。

音や光に怯まない犯罪者にとっては、催涙スプレーやスタンガンなどが強力な防犯グッズとなります。しかし、これらの使用を考えなければならない場所には極力近づかないようにすることが一番の防犯対策です。

盗難品の追跡チップには、GPSを利用して位置情報を把握するものや、Bluetoothを利用して近くにあるスマートフォンと通信するものなどがあります。スマートフォンと連携するタイプのものは、アプリをインストールして使用します。

防犯グッズの選び方

犯罪が多種多様にあるように、それに備える防犯グッズも多種多様にあります。しかし、これらの防犯グッズはすべてが万能というわけではありません。そのため自分の状況や用途に合わせて、適切な防犯グッズを選ぶことが大切です。また、日頃から防犯意識を高めておくことも大切です。

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