ペーパーカッター

ペーパーカッターとは

ペーパーカッターとは、主にスライド式の紙用裁断機です。

最も一般的なディスク式ペーパーカッターは、金属製の土台に紙を固定し刃をスライドさせることで裁断します。スライド部の刃をミシン目刃に付け替えてミシン目加工をすることもでき、比較的安価なためオフィスなどでも使用されます。

バネのついた刃を固定した紙の上に下ろして押し切る裁断式ペーパーカッターも存在し、一度に裁断できる枚数はディスク式よりも多いですが、刃の交換が容易でないため維持コストが高くなります。一般的なペーパーカッターで裁断可能な枚数は10〜50枚程度と少ないため、大量の裁断を必要とする場合には電動裁断機など別の方法がとられることが多くなります。

水素ステーション

水素ステーションとは

水素ステーションとは、燃料電池自動車に燃料となる水素を供給する場所のことです。

水素ステーションには、圧縮機・蓄圧器・プレクーラーなどが備えられています。都市ガスや水などを原料にその場で水素の製造を行っているオンサイト型とステーション外から水素を運んでくるオフサイト型があり、圧縮機で製造もしくは運び入れた水素を圧縮します。圧縮水素は蓄圧器によって加圧状態で蓄えられ、タンクの温度上昇を防ぐためにプレクーラーで-40℃に冷却されてから自動車のタンクに充填されます。

ガソリンスタンドのように特定の箇所に設置されるもののほかに、大型のトレーラーによる移動式のものも存在します。また、ガソリンスタンドとしての機能も備えたSS一体型もあります。

ガソリンポンプ

ガソリンポンプとは

ガソリンポンプとは、ガソリンを供給するためのポンプです。

主にガソリンスタンドで車にガソリンを給油する際に使われ、モーターによりピストンを動かしてガソリンをタンクから圧送します。先端には給油ノズルがついており、手動でレバーを引いて給油します。ノズル内部にはセンサーがついており、満タンに給油されると自動でストップします。ノズル先端にあいた穴が液面に浸かって塞がるとノズル内部の管が真空状態になり、それをセンサで感知して給油をストップする仕組みとなっています。

ドラム缶等からの給油のための小型電動ポンプも存在し、持ち運びが可能なサイズと重量のものもありますが、モーターが防爆構造となっていないものはガソリンに使用できないため注意が必要です。

ガスポンプ

ガスポンプとは

ガスポンプとは、空気やガスを注入・排出するためのポンプです。

医療用や工業用、曝気(排水処理時、浄化槽へ空気を送り込み酸素を供給することで好気性微生物を活発化させること)など幅広い用途で使われ、減圧・加圧両方ができるものもあります。大幅な減圧・加圧が可能なものはコンプレッサ、真空ポンプと呼ばれる場合もあります。

ダイヤフラム式、ピストン式のものが多く、ピストン式は一回の圧送量が多く長寿命という利点があります。モーターなどによりダイヤフラムを動かして可動するダイヤフラム式はピストン式よりも一回の圧送量が少ない代わりに定量性が高いため、常に一定量ずつガスを注入・排出する必要がある場合にはダイヤフラム式が向きます。

ガスドライヤー

ガスドライヤーとは

ガスドライヤーとは、ガス中に含まれる水分を取り除く装置のことです。

主にヘリウム、天然ガス、水素ガスなどの圧縮ガスに用いられ、圧縮空気用のものはエアドライヤーと呼ばれます。

ガスドライヤーは吸着式、冷却式、メンブレン式の3つに大別されます。吸着式はガス中の水分を吸着材で吸着させることで除湿を行う方法で、吸着材を再生するためのヒーターを備えています。冷却式は温度を下げて水分を結露させ、そのまま排出する方法です。メンブレン式は高分子膜を用いた電源不要のガスドライヤーで、内部の中空糸を通り抜ける間に水分が中空糸膜を抜けて外部へ排出される仕組みです。冷却式、メンブレン式は主に圧縮空気に用いられ、ガスには吸着式が使われることが多くなっています。

倉庫建物

倉庫建物とは

倉庫建物とは、荷物の貯蔵や損傷防止を目的とした倉庫として使用される建物のことです。

倉庫は一般的な家屋などとは違い簡易的な建築方法をとることが多く、あらかじめ部品として用意された建材を設置現場で組み立てるプレハブ方式、鉄骨で作った枠組みに法的に定められた防炎もしくは不燃の膜材料を被せるテント方式などがあります。

建築基準法においては特殊建築物に該当し、面積や階数に応じて準耐火建築物・耐火建築物としての条件を満たす必要があったり、非常用出入り口の設置が義務付けられる場合があります。建築物には建材や構造に応じた耐用年数がありますが、倉庫業の場合は倉庫設備にも耐用年数が存在するため注意が必要です。

スノーチェーン

スノーチェーンとは

スノーチェーン (タイヤチェーン) とは、積雪時などに車がスリップしないようにタイヤに取り付けるチェーンのことです。

タイヤに装着して接地面の凹凸を増やすことで路面との摩擦を大きくするという仕組みで、凍結した路面や雪道などを走行する際に必要になります。冬季のスリップ対策として他にスタッドレスタイヤがありますが、圧雪されていない深い雪道やアイスバーン時はスタッドレスタイヤでもスリップを起こす場合があるためチェーンが必要です。

金属のものと非金属のものがあり、金属チェーンの方が安価で一般的です。ゴムやウレタンでできた非金属チェーンは比較的高価ですが、振動や騒音が少ないという利点があります。

ルータービット

ルータービットとは

ルータービットとは、木工などに用いるルーターと呼ばれる工具の先端に取り付ける先端工具 (ビット) です。

ルーターは先端のルータービットを高速回転することで穴あけや面取りを行う工具であり、ビットの形状によりできる加工が変わります。

穴を開ける際にはストレートビットやスパイラルビットを用います。細い棒状のビットで、スパイラルビットは刃にらせん状のねじれがあり硬い材料にも対応できます。面取りに使う面取りビットは回転部を面に沿わせて使い、先端に軸受けがついているものが多くなっています。その他、溝彫り用の溝ビットや精密加工のための先端がきわめて細いビット、ジョイント部の凸凹を作るジョイントビットなど様々な種類が存在します。

引込柱

引込柱とは

引込柱とは、電柱から家庭や施設内に電気を引き込む際に立てる私設の電柱のことです。

通常、家庭や私設に電気を引き込む際は電力会社が保有する道路上の電線から直接引き込みますが、建物が遠くて届かない場合は引込柱を立てそこから地中を通して配電を行います。壁面に電線を通す必要がなく見栄えがいいという利点もあり、外観のために採用される場合もあります。電力用電線のほかに電話ケーブルや光通信ケーブルなどにも使うことができ、まとめて引き込みを行うことも多くあります。

引込柱は強風時でも倒れないよう地中深くから立てる必要があり、柱から建物までの配線も地中となるため工事は大規模になります。そのため、引込柱での電気引き込みは導入や維持のコストが高くなります。

じゃがいも剥き器

じゃがいも剥き器とは

じゃがいも剥き器とは、大量のじゃがいもを自動で剝くことができる機械です。

学校や施設の調理場などでも使われる一般的なものの多くは、内部についたピーラーと水流により皮を剝く仕組みになっています。プロペラ状のピーラーが回転してじゃがいもの皮を少しずつ剥き、回転によりできた水流によって皮を排出します。

食品工場などで用いられるより規模の大きいものではこの排水により汚水処理などの問題が起こるため、乾式のじゃがいも剝き器が採用される場合も多くあります。乾式じゃがいも剝き器にはドラム状のピーラーが採用されており、ドラムにあいた多数の穴によって細かくじゃがいもの皮を削り落とすため仕上がりも滑らかになります。