気象センサー

気象センサーとは

気象センサー

気象センサーは気象状況を把握するための各種センサーのことです。気象観測の基本6項目は風向、風速、気温、気圧、温度、湿度です。

航空機の安全運航を目的として、空港やその周辺に設置される気象センサーは、フライトが可能かどうかを判断し、フライトが可能な場合、そのフライト計画をどのように立てれば良いかを決めるデータを提供します。

そのために、特に航空機が離発着時に重要となる、横風の強さ、視界の長さ、雲底の高さを知る為のセンサーも使われています。

また、気象影響防御技術WEATHER-Eyeコンソーシアムでは、さらに安全な航空機の離発着を目指して、滑走路雪氷検知技術と被雷危険性予測技術を開発しています。それには、滑走路の雪氷を検知するセンサーと、航空機の被雷の危険性を予測するセンサーの開発を含んでいます。

気象センサーの使用用途

各地の空港や航空気象台は、空港に設置した気象センサーを使って、航空機の運航に必要な気象情報を収集します。集められた気象データは、飛行場実況気象として1時間に1回発表されます。

航空会社のパイロットやフライトプラン作成者、並びに、空港の管制官らは飛行場実況気象を確認しながら、航空機を安全に離着陸させます。

この飛行場実況気象は、定時飛行場実況気象通報式(通称;METAR)という国際的に定められた書式に基づいた気象通報式で公表され、各国のパイロットが理解できるようになっています。

また、気象センサーのデータは、空港周辺の天気の予報にも使われます。この予報は、運航用飛行場予報気象通報式(通称;TAF)と言われる気象通報式で公表されます。

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