AED収納ボックス

AED収納ボックスとはAED収納ボックス

AED収納ボックスは自動体外式除細動器(AED)を収納する設備で、学校、事業所、公共機関などに設置されています。AEDが故障しないように水分や衝撃から守り、一次救命が必要なときにすぐ使えるよう改良されてきました。

ただの収納ケースではなく、①精密機器であるAEDを保護する、②AEDを定置管理する、③目立つデザインでAEDの場所を知らせる、③開放時にアラームを鳴らして周囲に異常を伝える、という役割があります。機種によっては災害時の非常道具を収納しておくこともできます。

AED収納ボックスの使用用途

AEDは、一次救命における心臓の除細動(心室の小刻みな震えを止めて心拍を正常に戻す行為)を自動でおこなう医療機器です。学校や企業の事業所、駅、空港、スーパーマーケットなどあらゆる場所に設置されています。

AEDを設置するにあたり、重要なのは保管環境です。精密な医療機器なので、適切に保管しなければ必要な時に正常に作動しないおそれもあります。また、分かりにくい場所に置かれていては、すぐに見つけることができません。そこでAED収納ボックスに保管ことで、AEDを保護し、定置管理して場所を分かりやすくすることができます。

AED収納ボックスの特徴

AED収納ボックスの外観は、以下の3種類が主流です。設置場所の広さや、壁を加工できるかどうかによって選定します。

  • 壁埋め込み型
    筐体形のボックスを壁のくぼみにはめて固定します。壁に埋め込まれているので、振動に対して丈夫で邪魔にもなりません。
  • 壁掛け型
    壁の平面部分にボルトで固定します。壁の形状に関係なく取り付けられます。
  • スタンド型
    床や地面に直立させるタイプで、壁に取り付けられない場所でも設置できます。縦長な形をしており、下側が防災用品の収納スペースになっている製品もあります。

AED収納ボックスにAEDを保管するメリットを以下に紹介します。

  • AED収納ボックス本体は主に金属製(亜鉛めっき)であり、耐衝撃性や防水性があります。そのためAEDに衝撃が加わったり水がかかったりするのを防ぎ、故障を予防します。
  • 収納ボックスを壁に据え付けておくことでAEDの定置管理ができ、必要な時にすぐ取り出せます。
  • 赤やオレンジ色を基調とした目立つデザインが施されており、「AED」のロゴも大きく入っているため、初めて来る場所でもAEDの位置を見つけやすくなります。
  • 収納ボックスの扉を開けるとアラームが鳴り、周囲に異常を知らせます。これにより一人でも多くの救助者を集めることができます。

参考文献
https://www.sanwa303.co.jp/product/1226/

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