アクセス解析ツール
アクセス解析ツールとは、Webサイトやアプリなどのオンラインサービスの利用状況を分析するツールです。
アクセス解析ツールを使うことで、サイトの訪問者数やページビュー数、滞在時間、流入元のサイト・検索エンジン、使っているデバイス・ブラウザなど多くのデータが分析できます。ツールの種類もサーバーログ型やWebビーコン型、パケットキャプチャリング型などさまざまです。それぞれの予算や課題に合った種類のツールを選択することができ、より高い効果を期待できます。
アクセス解析ツールの使用用途
アクセス解析ツールは以下の用途で使われています。
1. Webサイトの現状把握
Webサイトを改善したい場合やリニューアルしたい場合、まず現状を正しく把握することが重要です。月間のPV数やセッション数は把握しやすいデータである一方、具体的にサイトに訪れているユーザーがどんな人で、どんな状況でサイトにアクセスしているのかの詳細な把握は容易ではありません。そのような場合にアクセス解析ツールが役に立ちます。行動データや属性データ、技術環境データなどのアクセスログに蓄積されていくデータを把握・分析し、具体的な情報を得ることが可能です。サイトに訪れる人のニーズに合ったデータを活用することで、Webサイトの改善につなげることができます。
2. 施策の効果測定
Webサイトで施策を打ち出した時の効果を、データを用いて測定、検証することもできます。アクセス解析ツールを用いることで、数字など具体的な結果が出てくるため効果の度合いが明確に分かります。得た情報から施策の改善点を見つけけ、対策を考えることができます。
3. 業務効率化
アクセス解析ツールの中にはSEO分析機能が付いたものもあり、検索キーワードの調査などに費やす時間を短縮できます。特にSEO対策におけるキーワード調査は長い時間がかかることが多いため、その時間を短縮できることがメリットで、業務効率化にも大きな効果をもたらします。