絶縁ゲートバイポーラトランジスタ (IGBT) とは
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ (IGBT) とは、高電圧・大電流のスイッチング動作に適したパワー半導体です。
MOSFETとバイポーラ式トランジスタの特性を組み合わせており、電力制御やインバータなどの様々な分野で使用されています。IGBTの動作原理は、MOSFETのゲートが入力信号を受けて電流を制御し、N型コレクタとP型ベース間の電流を制御することで実現されます。
活用場所としては、家電製品や産業機器のモーター制御、太陽光発電や鉄道車両の動力制御、ハイブリッド車のエンジンとモーターの切り替え制御などが挙げられます。電圧が高く電流が大きい回路にも耐え高速スイッチングを実現し、バイポーラ式トランジスタよりも優れた特性を持ちます。