異方性導電フィルム

異方性導電フィルムとは

異方性導電フィルムとは、特定方向にのみ電流を流す導電性を持つ素材です。

異方性導電フィルムの素材は、導電粒子と基材から構成されています。導電粒子には銀、銅、カーボンナノチューブなどが使用され、基材にはポリイミド、PET、ガラスなどが使われます。また、導電粒子を特定方向に配列させる配列技術が重要であり、磁場配列やスピンコート、テンプレート法などが利用されます。

異方性導電フィルムは、タッチパネル、ディスプレイ、太陽電池、EMIシールド、スマートテキスタイルなどの分野で活用されています。製造プロセスは、導電粒子と基材を用意し、配列技術を用いて導電粒子を特定方向に配置します。その後、必要に応じて表面処理を行います。