熱伝導性接着剤

熱伝導性接着剤とは

熱伝導性接着剤とは、熱を効率的に伝達するために使用される接着剤です。

この種の接着剤は、樹脂、充填剤、添加剤などの成分で構成されています。樹脂は接着力と耐久性を提供し、充填剤は熱伝導性を担い、添加剤は接着性能や作業性を調整します。混合された材料は、充填剤が樹脂内に分散し、熱伝導経路を形成します。接着剤が硬化すると、充填剤と樹脂が密着し、高い熱伝導率を持つ接着膜が形成されます。

主な活用場所としては、電子機器、自動車、医療機器、家電製品、LED照明などが挙げられます。例えば、ヒートシンクとCPU、エンジン部品、人工関節、ヒーターや冷却装置、LEDチップと基板などの接着に使われます。特徴としては、高い熱伝導率、接着力、耐熱性があります。