絶縁接着剤

絶縁接着剤とは

絶縁接着剤とは、電気を通さずに材料同士を接着するための特殊な接着剤です。

主に電子機器や電気部品の製造・修理において、感電や他の電気事故を防ぐための役割を果たします。絶縁接着剤は、主にエポキシ樹脂やシリコーン樹脂などの樹脂、無機粉末などの充填剤、硬化剤や増粘剤などの添加剤から成り立っています。これらの成分が混合され、接着面に塗布されると、硬化して電気を通さない絶縁膜を形成します。

絶縁接着剤は、多岐にわたる用途があります。例えば、電子機器や電気部品、電線やケーブル、家電製品、医療機器などの製造や修理に使用されます。特徴は、その絶縁性、耐熱性、耐薬品性、接着力、作業性にあります。ただし、使用する接着剤の種類や硬化方法によって、適切な接着条件が異なります。