電気伝導性接着剤

電気伝導性接着剤とは

電気伝導性接着剤とは、金属部品同士を電気的に接続するための接着剤です。

通常の接着剤とは異なり、導電性が必要であり、安定した電流伝導を実現するために設計されています。これらの接着剤は、銀、銅、ニッケルなどの金属粉末を樹脂に混合することで導電性を持たせています。硬化後、金属粉末が密着し、電子の移動を可能にする導電路を形成します。

電気伝導性接着剤は、様々な電子機器や電気部品で利用されています。例えば、電子基板においてチップコンデンサや抵抗などの電子部品を接続する際や、ケーブル同士やケーブルと端子の接続、金属筐体や機器の接地、そして電磁波ノイズの抑制(EMI対策)などに使用されます。