波形ばね座金

波形ばね座金とは

波形ばね座金とは、ばね状の波形を有する座金です。

ナットやボルトの締め付けに伴う繰り返しの応力を吸収し、締め付けトルクの伝達を改善します。動作原理は、ばね状の波形がナットやボルトの締め付けによる繰り返しの応力を吸収することにあります。これにより、振動や衝撃が生じる状況での締め付けトルクの伝達が改善されます。

波形ばね座金の仕組みは、シングルパスとダブルパスの2つに大別され、シングルパスは波形状の溝が1列のシンプルな構造で、コストが低いため広く使用されています。一方、ダブルパスは波形状の溝が2列ありトルク伝達率が高く、高精度な締め付けが必要な場面に適しています。特徴として、締め付けトルクの伝達向上や振動・騒音低減が挙げられ、多岐にわたる用途に対応可能です。