FX側溝

FX側溝とは

FX側溝は通常の側溝より丸みがある形状で、安定性の高い側溝です。通常の側溝より軽量なので取り扱いやすく施工性がよいです。また、納まりがよいので蓋のがたつきが少なく、車が通った時の騒音を減らすことができます。

荷重強度や流量は通常の側溝と同程度で、余剰土量の縮減が可能なため環境に配慮してコストダウンできます。

また、従来の側溝よりFX側溝はスリムな形状なので、歩道幅を最大20cmも拡張することができます。

FX側溝の使用用途

FX側溝は、従来の側溝と同じ用途で利用されており、林道や生活道路などで導入されています。FX側溝は車両が走行した際に生じるがたつきが少ないので、夜間や市街地などにおける騒音の問題を軽減することができます。さらに蓋のがたつきによるコンクリートの劣化や破損を防ぐこともできます。FX側溝は軽くて施工しやすいため、従来の側溝よりも短時間で施工が済み、交通量の多い場所での導入例も多くあります。

出入口用、コーナー、泥ため、枡などのバリエーションがあります。

FX側溝の原理

従来の側溝は、蓋を水平に置くだけの構造だったので車両等が通過した際の安定性が悪くなっていました。FX側溝はトリプルサポート機能と呼ばれる形状に加工されていて安定性が向上しています。

FX側溝の側溝本体の蓋受け部分がR面、蓋下部がV面で接触しています。R面とV面で線接触させることによって蓋にかかる積載荷重の衝撃を吸収することができ、蓋のがたつきや跳ね上がりを軽減しています。蓋の側面の水平方向にもフィットポイントが作られていて、製品を一体化させることができ、ズレを防止しています。

また、側溝の側面が平坦なので、近くの構造物に密着した施工が可能です。そのため転圧が十分にできるので舗装の沈下を防ぐことができます。

側溝も蓋も軽量化されていて、300幅の従来の側溝の蓋では46kg程度ですが、FX側溝では29kg程度です。

従来の側溝より堀削量が少ないので掘削時間と残土処理の費用を削減することができます。

また、排水用のフィルターを取り付けることもできます。

参考文献

https://www.kyoei-kenzai.com/product/

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