コンデンサーブラシ

コンデンサーブラシとは

コンデンサーブラシは、2本以上の芯線の間にブラシ毛材を挟み、ねじり込み製作されたブラシです。

地域やメーカーによって、ねじりブラシ、チューブブラシとも呼ばれています。機械用と手作業用とあり、主に洗浄や清掃作業などで使われています。

ブラシ毛材には、ナイロンなどの化学繊維から作られた種類があります。また、馬や豚などの動物繊維やステンレスなどの金属線などで作られた種類も存在しています。また、外径も0.4φから100φ以上と広範囲で展開されています。

材質・サイズによって用途別に選ぶことが可能です。

コンデンサーブラシの使用用途

主に「機械」「配管」「パイプ内径」「ボルト穴」などの普通のブラシではなかなか届かないところの洗浄や研摩などに使われています。

それ以外にも用途は多岐に渡ります。(削る・磨く・塗る・除去する・綺麗にする・艶を出すなど。)

また、サイズや材質の特性(耐熱性・耐薬品性・耐摩耗性・耐油性・耐腐食性・難燃性)により使用環境は様々です。自動車・産業用機械・鉄道車両・化学・食品・医薬品・建設現場・エンジン製造など、様々な分野で利用されています。

コンデンサーブラシの選び方

ブラシ毛材の材質の違いによって用途が変わります。

  1. 化学繊維
    一般的に利用されている化学繊維のナイロンは、強酸性に弱く、アルカリには強いという性質を持っています。また、耐摩耗性に優れ、油、ガソリン、洗剤などにも耐久性があるため、研磨や洗浄用として多分野で重宝されています。
    砥粒(グリット)入りナイロンは、通常のナイロンの特性に加え、研磨性をプラスした素材であるため、ギヤや金属部分のバリ取り、仕上げで使われています。
  2.  動物繊維
    馬毛・豚毛・白羊毛などの動物繊維は、化学繊維と比べて柔らかく、あたりもソフトで静電気の発生が少ないという特徴があります。そのため「メッキ製品」「紡績機」「木工製品」「プラスチック製品」などの艶出し用として主に利用されています。
  3. 金属線
    ステンレスなどの金属線は「耐酸性」「耐アルカリ性」「耐熱性」に優れているため、酸性・アルカリ性の溶液中での研磨や高温状態での研磨で使われています。

化学繊維、動物繊維、金属線とそれぞれの特性を活かし、用途に合った材質のコンデンサーブラシを見つけましょう。

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