製造業は異業種からの転職希望者に対しても比較的オープンです。大企業への転職の難易度は高いものの、中小企業であればミドル層以上でも採用されやすいと言われています。
本記事では製造業に転職する際に確認しておきたい転職エージェントのメリット・デメリット紹介した上で、おすすめの転職エージェントを紹介します。「転職エージェントなんてどこも一緒」と思われている方もいますが、転職サイト・エージェントによって転職に成功するか否かが決まることもあるので気を付けましょう。
下記業務などを行っている場合には、転職エージェントの利用がおすすめです。
- 設計 (機構、構造、回路、電気設備、半導体等)
- 研究
- 開発
また、製造業でも工場勤務への転職の場合にはこちらの記事が参考になるかと思いますので御覧ください。
製造業への転職に「転職エージェント」を利用するメリット
公開求人だけでなく、非公開求人もみることができる
転職エージェントに登録することで、公開求人のみならず、非公開求人も見られるため、多くの選択肢の中から会社を探せます。例えば、リクナビNEXT(転職サイト)とリクルートエージェント(転職サイト)の求人数の差は4倍以上とも言われています。
面談、選考のサポートを受けることができる
転職エージェントを利用すれば、面談、選考のサポート、相談など、担当スタッフから手厚いサポートを無料で受けることができます。
企業とのやりとりを肩代わりしてくれる
転職エージェントでは、企業との日程調整等の連絡のすべてをしてくれます。
転職時には一度に複数社にコンタクトすることが一般的ですが、このやり取りをすべてエージェントが担ってくれるのは大きなメリットの1つです。
利用は無料
転職エージェントは、転職先の会社から利益を得るビジネスモデルですので、求職者は無料で利用することができます。
製造業への転職を考えている方の中には「転職エージェント・サイトを利用したいけど、いろいろあってよく分からない」という悩みを抱える方も少なくありません。
費用はかかりませんので、まずは利用してみても良いでしょう。
製造業への転職に転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントは無料で利用できますので、デメリットはほとんどありませんが、強いてデメリットを上げると下記があります。
転職をすぐに迫られるケースがある
転職エージェントの利益は、転職者を斡旋することで得ることができます。そのため、ノルマのために転職を急かすエージェントも存在はします。
このため、信頼できるエージェントにお願いすることが重要です。
転職エージェントの紹介経由のほうが選考が厳しい場合もなくはない
会社は転職がきまると、相場として求職者の年収の30%程度を転職エージェントに支払います。このため、求職者が同条件の場合には、転職エージェント経由よりも、自社サイト経由のほうが採用が決まりやすくなるケースもあります。
ただし、大手企業等では採用費用を考慮しない場合もあるので、一概にはいえません。
転職エージェントと直接応募はどっちが有利?人事に聞いた本音を暴露(外部サイト)
製造業への転職におすすめの転職エージェント
- マイナビメーカー AGENT
- dodaエージェント
- メイテックネクスト
- リクルートエージェント
マイナビメーカー AGENT
マイナビメーカーAGENTは大手マイナビ系列の製造業に特化した転職エージェントです。
大手企業の求人、好条件の求人も多いため、スキルアップを目指したい方におすすめできます。
dodaエージェント
dodaエージェントは日本最大級の転職エージェントです。
製造業に特化したエージェントではないものの求人が豊富に掲載されているため、製造業に転職希望の方も登録しておく価値があります。
dodaエージェントは相談スタッフの提案力の高さも多くの利用者から評価されています。
メイテックネクスト
メイテックネクストは、製造業の技術者に特化した転職エージェントサービスです。
製造業領域では業界No.1の求人数となっています。
エンジニアの転職は専門の転職支援で、メイテックネクストは実績No.1
https://www.m-next.jp/
リクルートエージェント
リクルートエージェントはリクルートの運営する転職サイトです。製造業に特化している訳ではありませんが、2019年度の転職支援実績が実績No.1ということで転職検討をする際には登録をとりあえずしてみるとよいかと思います。
転職支援実績No.1
厚生労働省「人材サービス総合サイト」における無期雇用及び4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2019年度実績)
転職エージェントの利用ステップ
ここでは一般的な転職エージェント利用のステップについてご紹介します。
1. サイトより申し込み
サイト登録時には入力情報は少なく数分で完了するケースがほとんどです。履歴書等は必要ありませんので、準備などはせずに簡単に登録することができます。
転職サイト入力情報例
入力情報は下記のような項目のものが多いです。主に、転職関連と個人情報関連の情報を入力します。
転職情報
- 転職希望時期
- 希望勤務地
- 現在の職種
- 現在の年収
個人情報
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 郵便番号
- 電話番号
- 最終学歴
2. 個別面談
転職エージェントより経歴や希望等をヒアリングされます。転職エージェントは求職者を希望の転職先に転職してもらうことが仕事なので、遠慮なく希望や不安などを伝えましょう。
転職エージェントを利用するメリットの1つがこの面談の部分です。転職は応募側としては、初めての転職する方がほとんどだと思いますが、エージェントは何百人も見ているため情報をたくさんもっています。なので、疑問点等あればどんどん聞いていきましょう。
3. 求人紹介
転職エージェントから面談結果をもとに求人を提示されます。転職エージェントでは非公開求人も多数もっているので、サイト等で公開されていない製造業の転職案件もチェックしてみましょう。
4. 履歴書等の添削・面接対策
転職エージェントでは、履歴書等の添削や面接のサポートも行ってくれることが多いです。逆に転職エージェントを利用するメリットの大きな1つがサポートを行ってくれる点ですので、有効活用しましょう。
6. 求人応募・日程調整
求人応募や日程調整は数社を自分1人でするのはかなり骨の折れる作業となりますが、転職エージェントでは、こちらの作業もすべて任せることができます。
7. 給与等の条件交渉
転職をするにあたり給与や労働条件などは大事なポイントにもちろんなってきますが、こちらは中々言い出しづらい部分もあるかと思いますが、転職エージェントであれば、遠慮なく伝えることができます。
製造業の工場勤務案件が多い転職サイト
- 工場ワークス
- はたらくヨロコビ.com
- ジョブハウス工場
工場ワークス
画像出典元: 工場ワークス
工場ワークスの転職案件数
- 28,229件 (2021年12月6日時点)
製造業の工場勤務の掲載の多い転職サイトについての情報についてはこちらにまとめておりますので、是非御覧ください。
まとめ
製造業は異業種からの転職も叶いやすい業界です。若い方はもちろん、ミドル層以上の方の製造業への転職も成功している傾向にあります。
製造業への転職を検討されている方には、自分の希望する勤務形態や労働環境を明確にした上で、転職エージェントを有効に活用されることをおすすめします。