ガスタンク

ガスタンクとは

ガスタンクとは、主に燃料用・工業用のガスなどの気体を貯蔵するためのタンクです。

常圧で貯蔵する常圧タンクと大気圧より高い圧力下で貯蔵する高圧タンクがあり、高圧タンクは球形が多い傾向にあります。

内部のガスの圧力を変えずに量の増減に対応するため、常圧タンクではタンク内の容積を可変にします。内部の仕切り板がピストン式に移動する乾式タンクと、水槽内に浮かぶ複数個のガス槽が昇降する湿式タンクがあり、湿式は気密性が高いですが水分混入の可能性のため水溶性のガスには用いることができません。都市ガスの貯蔵には、タンク内を高圧に保ってガスを貯蔵するため大容量で圧力の変化によりガス量の増減にも対応できる高圧タンクが利用されることが多くなっています。

燃料圧力調整器

燃料圧力調整器とは

燃料圧力調整器とは、車のエンジンに供給される燃料の圧力を調整する部品です。

燃料圧力調整器はインジェクション (燃料噴射装置) とガソリンタンクの間にあり、中にバネが入っています。バネはダイヤフラム弁と呼ばれるガソリンタンクに繋がる弁を押さえつける形になっており、このバネによって弁を開け閉めすることで燃圧の調整を行っています。

インテークマニホールド(エンジンに空気を送り込むパイプ)内の圧力は基本的に大気圧よりも低い負圧になっていますが、この負圧が強くなると過剰な燃料供給が起き、燃圧が高くなります。燃料圧力調整器は、そのような場合にガソリンタンクに繋がる弁を開いて燃圧を下げるという制御をしています。

乳化剤

乳化剤とは

乳化剤とは、本来ほとんど混ざらないものを混合させる(乳化する)薬剤のことです。

水と油など混ざらないものを撹拌しても通常はすぐに分離してしまいますが、水と馴染みやすい性質 (親水性) と油と馴染みやすい性質 (親油性) を同程度に持つ薬剤を加えると、その薬剤が混合したい物質を閉じ込めて粒子となり他方の物質中に分散することで全体が均一に混ざり合います。これを乳化といい、この時加える薬剤を乳化剤といいます。

主に食料品や化粧品などに利用され、食料品においてはコーヒークリームや生クリームなどに含まれる脂肪分が分離しないようにするほか、ココア等の粉末が飲料中で沈殿しないようにする用途などで使われています。

電線

電線とは

電線とは、電力や情報などを伝送する線の総称です。

電線には大きく分けて電力用と通信用があり、電力用電線は電力、通信用電線は情報を伝送するものを指します。電力用電線はさらに発電所~変電所間の送電線と変電所~需要家(家庭や工場)間の配電線に分けられます。極めて高い位置での送電や地中送電に用いられる送電線には高電圧設計の裸の金属線、一般的な架線となる配電線には絶縁体でできた被覆があるものを用います。

似た言葉の『ケーブル』は電線と区別されないことが多いですが、構造により区別する場合は主に導体を絶縁被覆で覆ったものを電線、それぞれ絶縁被覆で覆われた導線を複数本より合わせてビニルなどの皮膜で覆ったものをケーブルといいます。

木工ルーター

木工ルーターとは

木工ルーターとは、木材の面取り・溝切り等の加工のための電動工具です。

ルータの先端にはビットと呼ばれる刃がついており、それを回転することにより木材を削って加工します。ビットには面取り用・切り抜き用・接合用などの種類があり、用途により付け替えます。

似た工具としてトリマーと呼ばれるものがあり、構造はほぼ同じですが、一般にルータの方がパワーが強く重量があり多種のビットに対応可能であるという特徴があります。対にトリマーは軽量で取り回しがしやすく、また回転数がルータより高いため繊細な加工が可能です。また、より細かい部分の溝切りなどを用途とするペン型の小型ルータ(ミニルーター)も存在し、研磨や彫刻などに使われています。

無線プリンター

無線プリンターとは

無線プリンターとは、パソコンやスマートフォン等と無線接続できるプリンターです。

プリンターには、USBケーブルやLANケーブルでパソコン等と接続する有線タイプとWi-FiやBluetoothなどで接続する無線タイプがあります。

無線のものは有線のものに比べ、設置場所の自由度が高い・複数のデバイスに繋げられるなどの利点があります。ボタンを押すだけで接続できるWPS機能、ルーターなしでパソコンとプリンターを直接接続できるWi-Fi Direct機能などを備えたものも増え、家庭用としては近年無線タイプが主流となっています。その反面、有線タイプより接続が不安定になりやすいという欠点もあり、安定性が求められる会社用では有線が採用される場合も多くあります。

転写紙

転写紙とは

転写紙とは、文字や図案を他の表面にコピーする特殊な紙です。

一方の面に特殊なコーティングが施されており、表の面に描かれた文字や図案を他の素材に転写することができます。一般に、転写紙は伝票などの帳票類などに使用されています。転写プロセスは、圧力や熱、化学反応によって行われることが多いです。

転写紙を使うことで、複雑なデザインや文字を正確に転写することが可能で芸術的なプロジェクトや手工芸品の製作にも幅広く利用されています。

コンクリート塗料

コンクリート塗料とは

コンクリート塗料とは、コンクリート表面に塗布される特殊な塗料です。

コンクリート表面を保護し、耐候性を向上させます。また、様々な色や仕上げで提供され、美しい外観を実現することが可能です。これにより、コンクリートが風化や劣化から守られ、長期間にわたって美観を保つことができます。

また、適切なコンクリート塗料を使用することで、コンクリート表面を防水することが可能です。これにより、水が侵入して構造物を崩壊させるリスクが低減されます。耐摩耗性も高く、床面などの高負荷エリアにも適しています。

近年では、化粧仕上げもできる塗料状のコンクリートも販売されています。

コンクリート塗料の使用用途

コンクリート塗料は主にコンクリートに対して使用されます。また、塗料状のコンクリートも、コンクリート塗料に該当します。以下はその用途の一例です。

1. 外壁・内壁

コンクリート外壁は、気候条件や外部要因から保護するために塗装されます。耐候性が求められ、通常は防水性が高い塗料が使用されます。外壁の塗料は建物の外観を美しく保ち、同時に構造を保護することが可能です。

コンクリート内壁は、美観や清潔感を向上させるために塗装されます。通常は防カビ性や耐汚染性があり、清潔で健康的な室内環境を維持するために使用されることが多いです。

2. 床面

床面には耐摩耗性や耐薬品性の高いコンクリート塗料が使用されます。商業施設や工場、倉庫などの床面は、日常的な歩行や車両の通行によって摩耗やダメージを受けやすいため、耐久性が必要です。また、耐薬品性が高い塗料は、化学薬品の漏れなどの物理的な損傷から床を保護します。

3. 道路・駐車場

道路や駐車場の表面には、交通負荷や駐車車両の重量に耐えるための耐摩耗性が高いコンクリート塗料が使用されます。また、耐油性や耐薬品性も必要です。駐車場では、車両から漏れ出る薬品やオイルなどによる汚染から床面を保護するために、特別な配合の塗料が使用されることも多いです。

コンクリート塗料の原理

コンクリート塗料の主な原理は、コンクリート表面に膜を形成し、その表面を保護することです。これにより、コンクリートの耐候性や耐久性を向上させ、美観を向上させることができます。

コンクリート塗料は塗布された表面に膜を形成します。この膜は通常、水などからコンクリートを保護するために設計されていることが多いです。コンクリート表面を水や湿気から守ることで、劣化や変色を防ぎます。

また、コンクリート表面を物理的に保護する役割も果たします。外部からの衝撃や摩耗から表面を保護し、耐久性を向上させることが可能です。特に床面などの高負荷エリアでは、この物理的な保護が重要です。

コンクリート塗料の種類いよっては、耐候性や耐摩耗性または防カビ性などの特性を調整するための添加物が添加させることがあります。これらの添加剤によって塗料の性能を向上させ、使用要件に合わせて性能を調整します。

コンクリート塗料の種類

コンクリート塗料には様々な種類があり、それぞれ異なる特性や用途に適しています。以下はその一例です。

1. アクリル塗料

主成分がアクリル樹脂であるコンクリート塗料です。水性または溶剤性で提供され、耐候性や柔軟性があります。屋外での使用に適していおり、様々な色や光沢度の製品があるため、美観を向上させることも可能です。

2. エポキシ塗料

主成分がエポキシ樹脂であるコンクリート塗料です。耐摩耗性や耐薬品性に優れており、硬化後の表面は非常に硬い点が特徴です。床面や工業用施設などの耐久性が求められる場所に使用されます。

3. ウレタン塗料

主成分がポリウレタン樹脂であるコンクリート塗料です。耐摩耗性や耐候性が高く、美観と耐久性を兼ね備えています。床面や屋外デッキ、プールデッキなどに使用されることが多いです。

4. シリコン塗料

主成分がシリコン樹脂であるコンクリート塗料です。耐UV性に優れており、色あせや劣化を防ぎます。したがって、建築物の外壁や屋根、プール周辺などに使用されます。

5. コンクリート化粧材

ローラーなどで塗ることができるコンクリートです。対象物の表面に塗ることで、化粧仕上げを実施することが可能です。ブロック塀や駐車場の床など、コンクリート材を使用された箇所に適用することがあります。

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Micro Wiring Connector

What Is a Micro Wiring Connector?

A micro wiring connector connects small wires or cables, primarily facilitating the transmission of electrical signals or data.

This connector consists of metal pins or terminals housed in plastic or metal, known for its small size, high reliability, and capacity for high-density wiring. The design of micro wiring connectors emphasizes easy installation and removal, making them user-friendly.

Available in various standards, including USB, HDMI, and DisplayPort, micro wiring connectors are crucial for transmitting digital or analog signals in devices such as smartphones, tablets, cameras, and laptops.

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Micro D Connector

What Is a Micro D Connector?

A Micro D connector is designed for small and high-density electrical connections.

Encased in a metallic housing, this connector provides high reliability and excellent signal transmission performance, despite its compact size. It features an extremely small terminal pitch, which allows for the dense arrangement of multiple signals, making it suitable for applications requiring limited space or a high signal density.

Micro D connectors may have from 10 to over 100 terminals, catering to diverse needs, from signal transmission to power supply and control signals. These connectors are critical in environments demanding high reliability, and capable of withstanding extreme temperatures and vibrations.