パスタ乾燥機

パスタ乾燥機とは

パスタ乾燥機とは、乾燥パスタ麺製造において乾燥部分を担う専用の機材です。

家庭用に自然乾燥させるための動力のないものから、パスタ専門工場で精緻なコンピュータ制御により大量生産を行うものまで存在します。パスタ発祥の地では、乾燥工程も動力によらず、自然の気象を利用して行われました。現代では地域に限定されず効率的な乾燥麺製造を行うため、パスタに最適な乾燥方法が研究され、専用の機材であるパスタ乾燥機が利用されています。

パスタ麺製造においては水分を飛ばす工程とと水分を回復する工程を繰り返すことが重要で、パスタ乾燥機では最大40時間程度の低温乾燥と10時間程度までの高温乾燥のいずれかがよく選ばれます。

パッシブ溶接ヘルメット

パッシブ溶接ヘルメットとは

パッシブ溶接ヘルメットとは、溶接時に安全のため装着するヘルメットのうち、目の部分が常に遮光されているものです。

溶接ヘルメットには大きくパッシブ溶接ヘルメットと自動遮光溶接ヘルメットの2種類があります。自動遮光溶接ヘルメットは目の部分に液晶が使用され、周囲の明るさに応じて色が着くようになっています。溶接アークが発生しない時はクリアな視界を確保し、アーク発生時は濃色で目を保護します。これに対しパッシブ溶接ヘルメットは、あらかじめ#10程度の濃色が施されたレンズが備えられ、明るさに応じることなく常に遮光状態となります。

パッシブ溶接ヘルメットは自動遮光溶接ヘルメットに比べ作業効率は劣るものの、軽量で安価であるため、現在でも一般に販売・使用されています。

オイルリフトドレイン

オイルリフトドレインとは

オイルリフトドレインとは、車両のエンジンオイルを抜く際、車高に合わせて受け皿の高さを変えられるオイル受け容器のことです。

一般に車両のエンジンオイル交換時は、車両下側のオイルパンから排出します。この際、じょうご状の受け皿を使ってハネ、漏れを防ぎながら容器に落とし込んでいくオイルドレインがよく使われます。このオイルドレインのうち、オイルパンの設置高さによって受け皿の高さを変更し、常に受け皿を最適の位置に置くことができるのがオイルリフトドレインです。

なお、このように車両下側のオイルパンから排出する方法を一般に「下抜き」と言い、オイル挿入口の側から専用の機械を使って排出する方法を「上抜き」と言います。オイルリフトドレインは下抜きの場合にのみ使用される機器です。

メタルブッシング

メタルブッシングとは

メタルブッシングとは、パイプにねじ式の部品を接続するために取り付けられる金属製部品です。

パイプの素材やサイズ、ねじ側の規格によってそれぞれ対応した製品があり、作業台を水平に保つためのアジャスターボルトや、軸足にキャスターを取り付ける場合などに利用されています。ねじに合わせた円筒の片方の端が広がった形をしており、広がっていない側をパイプに差し込み、広がった底面を引っ掛ける形で使用されます。

なお、広く緩衝材としての円形または筒形の軸受けをブッシュまたはブッシングと言うため、ねじ穴のない軸受けの金属のものもメタルブッシングと称する例があります。

機械式ドックレベラー

機械式ドックレベラーとは

機械式ドックレベラーとは、物流の積み下ろしの際に荷台とプラットフォームとの間の段差に傾斜板を渡す器具のうち、スプリングを利用する仕組みのものです。

積み下ろし時の段差を傾斜でつなぐドックレベラーをプラットフォームに組み込むことにより、転落の危険をなくし、台車などを利用した効率的な作業が可能になります。作業終了後はプラットフォームと同じ高さにしまいこんでスペースを広げ、プラットフォーム内での作業の安全性を高めます。

内臓スプリングを利用するものを機械式と呼ぶため、機械式でも操作は手動で行うものもあります。特に重いものに対応する空気圧式、耐久性が高い油圧式に比べ、機械式は設置が安価ですが耐久性は低く、使用頻度が高い現場には向きません。

ビームプロファイラ

ビームプロファイラとは

ビームプロファイラとは、レーザーや光学機器の性能評価や調整に使用される装置です。

光ビームの形状や強度分布を測定し、正確な特性を確認することが可能です。レーザーシステムや光学装置の調整や最適化が行えます。主な用途は、レーザーのビーム品質の評価や光学系の設計・製造段階での品質管理です。

機器の動作原理は、光ビームがビームプロファイラによって検出され、その位置や強度が画像化されることです。検出されたデータはソフトウェアを通じて解析され、ビームの特性が可視化されます。主な特徴には、高い精度のビーム測定、リアルタイムモニタリング、広範な波長対応があります。レーザーカッターや医療用レーザーなど、多岐にわたる分野で使用されます。

ヘッドライトエイマー

ヘッドライトエイマーとは

ヘッドライトエイマーとは、自動車のヘッドライトの調整を行うための装置です。

道路上での適切な視認性と他のドライバーへの配慮を確保します。車両の前面に取り付けられ、通常はドライバーが手動で操作することができます。動作原理は、エイマーが車両のヘッドライトに対して光軸の高さや方向を測定し、調整を行うことです。これにより、ヘッドライトが正しく設定されている場合、他の道路利用者に対して眩惑を与えず、適切な照射範囲を確保できます。

主な特徴には、簡単な調整手段、適切な視認性の確保、法規制への適合性があります。ヘッドライトエイマーは、自動車の安全性と運転快適性を高める重要な装置であり、車検や定期点検時に調整が行われることが一般的です。

ガラス研磨機

ガラス研磨機とは

ガラス研磨機とは、ガラス表面の仕上げや修復作業に使用される装置です。

研磨機を使用することで均一で滑らかな仕上がりになります。主な動作原理は、研磨ヘッドや研磨材料を使用して、ガラスの表面を摩擦によって削り、平滑で均一な仕上げを実現することです。特定のガラス研磨機には、異なるタイプの研磨ヘッドや研磨材料が使用され、目的に合わせて調整できるようになっています。これにより、ガラスの種類や使用状況に応じて最適な仕上げが可能です。

主な特徴には、高い精度の研磨、作業の効率向上、異なるガラス表面に対応できる多様性があります。ガラス研磨機は建築、自動車、家庭用ガラス製品の製造など、さまざまな産業で利用されており、美観と品質を向上させます。

フォークリフト用スイーパー

フォークリフト用スイーパーとは

フォークリフト用スイーパーとは、倉庫や工場などで使用される清掃機器です。

通常、フォークリフトのフォークに取り付けられ、駆動はフォークリフトの動力を利用します。装置の前部には回転ブラシやバキューム機能が組み込まれており、これによって床面のゴミや塵を集めます。動作原理は、フォークリフトが移動する際にスイーパーが稼働し、床面を掃除することです。回転ブラシがゴミを掻き集め、バキューム機能がそれを吸い込みます。掃除されたゴミはフォークリフトの搭載部分に収集され、後で廃棄することができます。

主な特徴には、フォークリフトと統合された効率的な清掃、作業効率の向上、床面清潔度の向上があります。倉庫や製造施設などでの清掃作業が迅速かつ簡単に行え、作業効率を向上させます。

凝集剤自動溶解装置

凝集剤自動溶解装置とは

凝集剤自動溶解装置とは、水処理や廃水処理プロセスにおいて、凝集剤の自動的な溶解・投与を行うための装置です。

凝集剤自動溶解装置は、固体の凝集剤を液体に溶解し、処理対象の水や廃水に投与するために設計されています。一般的には、ポリアクリルアミドや鉄塩などの凝集剤が使用され、水処理プロセスで浮遊物や不純物を凝集・沈降させる役割を果たします。

装置には、凝集剤投与槽や液体供給装置が組み込まれており、自動的に凝集剤を必要な濃度で溶解して投与することが可能です。制御装置やセンサーが組み込まれており、凝集剤の投与量や溶解濃度を適切に調整します。主な特徴には、自動化された凝集剤の溶解・投与、正確な凝集剤管理、水処理プロセスの効率向上があります。