ドラムライナー

ドラムライナーとは

ドラムライナーとは、液体の漏れを防止し、ドラム缶の内部を保護するために使用されるライナーです。

動作原理は、ドラムライナーがドラム缶の内部に配置されることにより、液体とドラム缶が直接接触するのを防ぎます。この仕組みにより、液体の漏れが防止され、同時にドラム缶の内部が保護されるのです。

様々な液体の輸送や保管において利用され、具体的には化学薬品、食品、医薬品、塗料、溶剤などが挙げられます。ドラムライナーは合成樹脂製、金属製、紙製の3つの主なタイプに分類されます。合成樹脂製ライナーは耐薬品性に優れ、金属製ライナーは耐食性に優れ、紙製ライナーは安価で軽量な特徴があり、それぞれ異なる用途に対応しています。

二色フィルタ

二色フィルタとは

二色フィルタとは、光の波長を2つの異なる波長帯に分離する光学フィルタです。

吸収型と干渉型の2つの種類があります。吸収型二色フィルタは、2つの異なる波長帯の光を吸収する仕組みを持ちます。一方、干渉型二色フィルタは、光の干渉を利用して光を分離します。これは、2枚の薄膜を組み合わせて作られ、特定の波長の光のみが透過します。

二色フィルタは、光学機器、光学測定器、光学材料などのさまざまな分野で活用されています。特定の波長の光のみを透過させることで、カメラや顕微鏡では色彩表現を拡張し、逆光を抑えたり、顕微鏡では観察対象の特定の成分を強調して観察することが可能です。光学測定器では、対象物の波長特性を測定し、光学材料の製造や評価にも利用されます。

ケーブル引きツール

ケーブル引きツールとは

ケーブル引きツールとは、配線などのケーブルを管内、壁、天井裏などに引き込むために使用される工具です。

電気工事や通信工事など、幅広い用途に使用されており、さまざまな種類があり、代表的なケーブル引きツールには次のようなものがあります。

ワイヤー引き針は、ケーブルを引っ張るために使用できるフックが付いた工具であり、フックへケーブルをかけて空洞に通すのに役立ちます。ケーブルルーターは、ケーブルを通したい壁などの表面に穴を開けるための工具です。一般的にはケーブルの引き込み先の入出口で使用されることが多いです。ワイヤープーラーは、ケーブルを引っ張るために使用できる工具であり、レバー等が付いているため、長い距離を引っ張るのに役立ちます。

ブームバリア

ブームバリアとは

ブームバリアとは、踏切や駐車場などの出入口で使用されています。

ある場所を通過する車両や歩行者の通行を制限するために用いられ、また応用の用途しては出入りを管理しています。ブームバリアは手動式、電動式とあり、現在では電動式が主流であり、手動式はほとんど見られません。構成としては、モータ、減速機、伝達装置、ゲートポールなどの主要部品で構成されています。

現在では赤外センサや駐車システムと組み合わせた自動ブームバリアが時代の潮流となっており、大型ショッピングセンターなどでは駐車券を手に取ることなく、ナンバーから料金の支払いなどを管理する方法が広く普及しています。

ビームエキスパンダー

ビームエキスパンダーとは

ビームエキスパンダーは、レーザー光の直径を拡大し、その特性を自在に操る光学機器です。

レーザー加工装置や光干渉計をはじめ、様々な分野で重要な役割を果たしており、現代科学からは欠かすことができません。ビームエキスパンダーは、凹レンズと凸レンズを組み合わせたガリレオ式と、凸レンズのみを組み合わせたケプラー式の2種類がありますが、それぞれ異なる特徴を持つため、用途に合わせて最適な方式を選択する必要があります。

ビームエキスパンダーの原理として、集光時のスポット径を小さくすることで、エネルギー密度が向上し効率的な加工や測定が行えます。

バリアテープ

バリアテープとは

バリアテープとは、簡易的に禁止区域への立ち入りを防ぐバリケードとして使用されます。

テープは耐久性・弾力性をもち、引き裂きに強いプラスチックで作られているため、屋内外問わず使用できます。通常の単色テープだと、区画の明示化が十分ではありません。一方、バリアテープは視認性の高い2色の虎縞模様が印刷されていることからも、立ち入り禁止区域を他者に一目瞭然とすることができます。

さらにテープを持ち運ぶだけで、速やかに区画ができるため機能面、コスト面からも多くの場面で普及しています。例えば、事件や事故発生時の立ち入り禁止や工事現場の区画、また各種イベントでの規制ラインにもバリアテープは用いられます。

AODDポンプ

AODDポンプとは

AODDポンプとは、圧空で駆動するダイアフラムポンプとなります。

ダイアフラムがエア駆動する容積式ポンプとなり、定量薬品移送やスラリ移送など幅広い分野で使用されています。一般的なポンプであれば、回転軸とケーシングとの隙間より流体が漏洩することを防ぐためメカニカルシールなどの封止が欠かせません。

一方、AODDポンプは接液部がダイアフラムかつ可動部が少なく、構成も複雑ではないためメンテナンスが容易といったメリットがあります。また、ダイアフラムを駆動させるのに電気は必要とならず、圧空があれば動作するため、防爆エリア等での使用にも適しています。

アンテナスイッチ

アンテナスイッチとは

アンテナスイッチとは、複数のアンテナを単一の受信機や送信機に接続するために使用されるスイッチとなり、高い汎用性を持つデバイスです。

アンテナスイッチの種類としては、コアクシャルスイッチ、リモートスイッチ、ロータリースイッチが一般的となっていますが、細かい仕様違いも含めると、その種類は少なくありません。

アンテナスイッチの特徴として、複数のアンテナを1つの受信機に接続することで、受信感度や範囲を増幅させることが可能となります。送信機側も、1つのアンテナを共有することで省電力化で利用することができます。また、複数のアンテナから特定のアンテナを選択するため、特定方向のみの信号感知やノイズレベルが抑えられたアンテナを選択したい場合にも効果的です。

アライメントピン

アライメントピンとは

アライメントピンとは、加工作業や組立作業などにおいて、ワークや治具などを正確に位置決めするためのピンです。

位置決めピンの種類は細かい仕様の違いも含めると決して少なくありません。しかし、大きく分けると、平行ピンとテーパピンに分類されます。平行ピンは円柱形状であり、2つのワークを組み立てる際の位置決めとして使われ、組み合わせたワークに平行ピンを打ち込みことで、位置関係を正確に割り出します。

また、テーパピンに関しては、平行ピンと同様円柱形状ですが、片端のみ先端に向かって径が細くなっています。テーパピンは軸をボスへ固定する際の位置決めや固定のために使用されます。

エアオペレーテッドバルブ

エアオペレーテッドバルブとは

エアオペレーテッドバルブは自動バルブの一種です。

同様のバルブで電磁弁がありますが、エアオペレーテッドバルブの駆動源は圧空となり、電磁弁の駆動源のように電磁力 (電気) を用いません。電磁弁はソレノイドを用いるため、少なからず発熱し、流体の温度変化が起きますが、エアオペレーテッドバルブはその心配がありません。

動作としては、駆動源の圧空がピストンやダイアフラムを動作させることでバルブが操作され、流量、圧力制御などを行います。通常のバルブの場合、2方バルブが一般的ですが、本バルブは3方、4方、5方など多くの流路を持つバルブも存在します。