スクリューコンベヤとは
スクリューコンベアは主に紛体の搬送に使われる機器となります。基本的にスクリューコンベアはモーターで駆動して紛体を搬送しますので、水分を含んだ排水汚泥なども搬送することができます。
密閉構造で作成することで紛体の漏れをほぼ0で作成することも可能です。
また、スクリューなので回転数を変えることで紛体の搬送量を簡単に変えることができます。
そのため紛体の搬送量などが頻繁に変わるプラントでも非常に使いやすいコンベアとなります。
スクリューコンベヤの使用用途
スクリューコンベアの用途はほぼ100%が紛体や個体と関係する工場やプラントになります。
スクリューコンベアは常に一定の供給量で紛体の搬送が可能になるので、珪藻土や砂のような紛体から麦、飼料、豆などの食品関係などの搬送にも多く使用されています。
また、そのほかにもスクリューによる強制的な搬送が可能となるので、排水汚泥のように水分を含んで搬送に力が必要な物体でもスクリューコンベアでは搬送可能となります。
そのため、排水汚泥を処理する排水処理プラントでも多く使用されています。
スクリューコンベヤの原理
スクリューコンベアは大きなスクリューが回転するだけの比較的簡単な構造です。
しかし、スクリューの羽の数や回転数などを変更することにより、紛体の搬送量を変えることが可能になります。逆に排水汚泥のような搬送に力が必要な物体の場合には、羽の設計などが非常に重要なファクターとなります。
また、食品工業でも使用されるスクリューコンベアはSUS304やSUS316などの材質を使用し、さらに内部での接触をなくすことで錆や接触による切粉の発生などをなくしています。
ほかにも摩耗性のある紛体を扱いう場合には耐磨耗性に優れたスクリューコンベアを使用することで対応可能です。
スクリューによる搬送ですので基本的には水平方向の搬送ですが、高所への搬送も可能です。そのため非常に汎用性の高いコンベアとなっています。
欠点としては定量供給の機能は低いので、粉砕機などへの供給で一気に多くの紛体が搬送されると詰まる場合や、定量供給の機能が必要な場合はあまり適していないコンベアとなります。
参考文献
http://www.fluideng.co.jp/products/conveyor/screw_conveyor.html