ホースカップリングとは
ホースカップリングとは、水道の蛇口とホースを連結する部品です。
一般的にはプラスチックや金属で作られており、耐圧性、耐候性を保持しています。蛇口などの液体供給側とホースを連結する吐出側は、様々な形状に適用できるよう豊富なラインナップがあります。
ホースを直接差し込むタイプに対し、カプラタイプも市販されています。別途カプラの装着が必要ですが、ワンタッチでホース接続を解除できるため、ホースの着脱が簡単です。
ホースカップリングの使用用途
ホースカップリングは、水道の蛇口にホースを接続するときに用いられます。例えば、屋外で散水したり、水を用いて機器などを洗浄したりする場面です。
広範囲や高所への散水や、高流量で使用する場合は、ホース接続部に圧がかかり、抜け易くなります。このため、金属製のホースバンドや、プラスチック製のインシュロックを使って、ホースカップリングとホースを強固に密着させます。
ホースの長さを自由に変えられるため、遠方への水の供給も可能です。また、養液栽培などの長期間一定流量を供給する場合にも重宝されています。
ホースカップリングの特徴
長所
ホースカップリングの長所は、蛇口からホースの先まで直接水を引っ張れるという点です。ホースの長さを自由に決められるため、水道とホース、ホースカップリングがあれば簡単に広範囲への散水、洗浄などを行うことができます。
ホースを蛇口に直接接続することも可能ですが、ホースの先が伸びてしまったり、抜けやすかったりするのが難点です。それに対して、ホースカップリングはホースの接続部分に凹凸があるため、ホースが抜けにくく安心して使用することができます。
ワンタッチでつけられるものを使用することで、ホースを収納する際などに簡単に付け外しが可能です。ホース自体の着脱回数を減らすことで、劣化したり伸びたりすることが少なくなります。
短所
ホースカップリングの短所として、口径がさまざまなためサイズの確認が必須となることが挙げられます。蛇口の口径、ホースの口径を確認してから購入する必要があります。25mm、50mmのものが一般的です。
ホースカップリングの種類
1. 口径による分類
25mm、50mmのものが多く販売されています。様々なホースの口径に対応できる段階型のものも販売されており、汎用性が高いことが特徴です。
2. タイプによる分類
ホースをカップリングに直接はめ込むタイプの他に、ワンタッチで着脱可能になるカプラタイプのものも販売されています。こちらは蛇口とホースにそれぞれカプラを装着する手間が増えてしまいますが、頻繁に着脱する予定がある場合は非常に便利です。
3. 材質による分類
プラスチックや金属など、材質にも種類があります。それぞれ耐圧性や耐候性が異なり、気候や使用方法、ホースの長さなどによって使い分けることが大切です。
4. 用途による分類
ホース同士を接続するためのカップリングもあります。蛇口と接続するものか、ホース同士を接続するものかよく確認することが大切です。
ホースカップリングの選び方
1. 口径
ホースカップリングを選ぶ際は、まず口径を確認する必要があります。蛇口、ホースの口径を確認し、それに対応している製品を選ぶことが重要です。様々な口径のホースに対応可能な段階型のホースカップリングも市販されているため、複数のホースを使用する際はこのタイプがおすすめです。
2. 材質
材質の確認も重要です。材質や製品によって耐圧性、耐候性が異なるため、使用場所の環境やどの程度の水圧で使用するのかを検討したうえで選ぶことをおすすめします。
ホースカップリングの使い方
ホースカップリングは、蛇口とホースの先端に取り付けて使用します。ホースの接続部分は着脱が比較的簡単にできるため、先に蛇口にホースカップリングを取り付けてからホースと接続することで、スムーズに使えるようになります。