汚泥濃縮槽

汚泥濃縮槽とは

汚泥濃縮槽とは、下水処理や産業排水処理において、発生した汚泥を効果的に濃縮する設備です。

汚泥濃縮槽を用いることで、汚泥の体積を減少させ、処理コストや運搬コストを削減し、処理効率を向上させることが可能です。主な動作原理として、重力沈降と遠心分離が挙げられます。重力沈降では、汚泥中の固形物が重力によって沈殿し、遠心分離では遠心力を利用して汚泥中の固形物と上澄み液を分離します。

汚泥濃縮槽は下水処理場や産業排水処理施設、食品工場、畜産施設、紙パルプ工場などで幅広く利用されています。構成要素は槽体、沈殿板、遠心分離機、汚泥排出装置から成り立ちます。特徴的な点として、処理効率の向上、コストの削減、省スペース化、操作性の良さ、高い耐久性が挙げられます。