赤外線乾燥機

赤外線乾燥機とは

赤外線乾燥機とは、赤外線放射熱を用いて物質を乾燥させる機械のことです。

赤外線は電磁波の一種で、可視光線より長い約700nm〜1mmの波長を持つため目には見えませんが、物体に当たると放射エネルギーの一部が吸収され熱エネルギーとして放出されます。この性質から、赤外線は赤外線ランプなどの加温機に使われます。

赤外線乾燥機もこの性質を利用したものであり、赤外線ランプや赤外線放射体を用いて物体に熱を加えて水分を蒸発させることで乾燥を行います。穀物を中心とした食品、プラスチック製品や車の塗装等の乾燥のほか、インクの乾燥のためインクジェットプリンターに組み込まれている場合もあり、用途は多岐にわたります。