電動弁とは
電動弁とは、空気や液体の流れをせき止めたり流したりして調節をするために使用される機械です。
主に電流を流して、その電気信号で弁の開閉を行っています。
ONとOFFのスイッチを使い、電気回路によって弁の動作をしています。
スイッチを押すことで、中のモーターが回転し開閉しています。
似たような機械で、電磁弁と呼ばれているものもあります。
こちらも使用用途としては、電動弁と大差はありませんが動作原理が違っています。
電磁弁は、内部にコイルが搭載しており磁力によって弁の開閉を行います。
電磁弁は、直線的に弁の開閉を行うのに対して、電動弁はモーターが回転するので、この回転運動で弁の開閉を行います。
電動弁の使用用途
電動弁は、電動バルブとも呼ばれていて液体が流れている箇所に使用されています。
例えば、ロケットのエンジンなどでも電動弁が使用されています。
ロケットのエンジンでは、酸素と水素を混ぜることで爆発を起こし、その推進力を原動力となって動かすことが出来ています。
その酸素と水素の量を細かく調整するために電動弁が使用されているのです。
また、もっと身近なものにも使用されています。
お風呂の自動給油装置や、家庭用の自動給水装置など多様なものに利用されています。
これらは、スイッチで電動弁が開閉するのではなく時間によるタイマーで自動的に弁が開閉するように製造されています。
電動弁の種類によっては、液体の調節のみならず、空調の整備や、蒸気の調節などさまざまことが可能になっています。
しかも、気密性も高く安全性も高いので、産業機械関係だけではなく医療関係などさまざまな業種で利用されています。
電動弁の原理
さまざまな業種で利用されている電動弁です。
ロケットなどで使用されているので、とても複雑な機械にも思えますが、
仕組みさえ理解してしまえば簡単なものであれば自作することも可能です。
液体を調節することが出来るので、もし自作が可能であれば
家庭内での水回り等でとても役に立つことが出来るかもしれません。
参考文献
https://www.sankyo-s-s.co.jp/technology/003.html
https://www.azbil.com/jp/product/building/system/valve-actuator/actival/index.html
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1405solenoid-electric/
https://www.ome-toho.co.jp/wp-content/uploads/manual/manual_41.pdf