シンワッシャー

シンワッシャーとは

シンワッシャーとはネジの一種です。パンワッシャーネジと同様、ネジの頭にツバが付いており、鉄板や木材などの母材に打ち込んだ際、ワッシャーを入れなくとも母材を確実に抑えつけ、しっかりとした保持力を発揮することが出来ます。
   
トラスネジ、パンワッシャーネジと比べるとネジの頭がより平たくなっているのが大きな特徴です。
   
建築物のサイディング工事などで断熱パネルを取り付ける際などに使われています。

シンワッシャーの使用用途

主に機械部品のカバーや建築物の外壁など、薄い板状の材料を母材に固定する際に使われます。
     
ネジ部分の先端がドリル状になっているドリリングビスやネジ山が粗いタッピングビスの形状になっているものが多く、母材に雌ネジやタップ加工がされてなくても電動ドライバーなどを使って母材に打ち込むことが出来ます。
     
タッピングビスの場合は電動ドリルなどで下穴を開けた上で母材に打ち込みますが、ドリリングビスの場合は下穴を開けずにそのまま母材に打ち込むことが可能です。

シンワッシャーの原理

シンワッシャーはトラスネジやパンワッシャーネジと比べて、ネジの頭部分がより平たい形状になっており、金属製サイディング工事で断熱サンドイッチパネルを取り付ける際やアルミサッシをC型鋼に打ち込む場合など、ネジの頭部分をなるべくフラットに仕上げたいときに活躍します。
   
ネジの頭をフラットに仕上げるという用途で言うと、皿頭のネジも同じ性質を持っていますが、シンワッシャーネジの場合、ネジ頭にツバが付いているので、皿頭のネジよりも母材をより強力に押さえつけ、保持力を発揮してくれるという特徴があります。
   
ドリリングビスやタッピングビスなど母材に直接打ち込むタイプのネジに共通する性質ですが、ある程度の重さを持つ鉄板などを固定するのには不向きなので、シンワッシャーのネジはあくまで薄い板状の物を固定する際に使用するのがベストです。
   
屋外で使用する際はネジと母材の間で隙間が生じ、雨漏りの原因になる場合もあるので、防止策としてコーキング処理を施されることもあります。

参考文献

https://www.qp-seira.jp/doril/#doril05

http://www.drill-neji.com/tokutyo.htm

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