アルミコンテナ

アルミコンテナとは

アルミコンテナ

アルミコンテナとは、アルミでできているコンテナです。

家庭で使用されるような収納用の小型なものから、トラックの荷台サイズのもの、人が居住できるくらいの大きさまで、幅広いサイズで展開されています。

アルミコンテナの使用用途

アルミコンテナはほとんどの部分がアルミ製であるため、鉄に比べて30%程度の比重で軽く、丈夫でさびにも強く、比較的長持ちします。錆に強いことから、屋外に置く物置や倉庫として多く使用されており、通常の市販の物置よりも安価です。

物置としては大型の6帖程度のサイズのものもあります。近年、倉庫のほか、プレハブやトランクルームなどとしての利用も増えています。

なお、アルミコンテナの基本形には固定型と呼ばれる図1に示すような箱状のものです。この例では箱状のアルミコンテナの前面に両開きの扉を設けています。アルミは加工しやすいため図1に示したような両開きの扉のほか、サイズによっては、引き戸や窓を付けたり、自由なアレンジが可能です。

固定型アルミコンテナ模式図

図1. 固定型アルミコンテナ模式図

また、アルミコンテナは軽いため、物を運ぶ用途にも適しており、トラックの荷台に積む運搬用にも利用されています。6m以下のアルミコンテナの法定耐用年数は2年で、6m以上では7年です。大型のものとしては、2t、6t、10tがあります。

アルミコンテナには、図2に示すような折り畳みタイプもあります。

折りたたみタイプ模式図

図2a. 折りたたみタイプ模式図

折り畳みタイプを折り畳んだ状態の模式図

図2b. 折り畳みタイプを折り畳んだ状態の模式図

この例では、図2aに示すように前面を上下方向の開き戸としており、図2bに示すようにこの扉と背面の扉、側面の壁を折り込むことで折り畳み可能です。

小型のアルミコンテナは重ねた時に安定して運べるような形状になっているものが多く流通しています。最近ではキャンプ用品を収納する用途としても、小型のアルミコンテナの人気が出てきています。熱に強いため熱い網などを置くこともでき、雨に当たっても中にしみこむこともなく、鍵をつけてロックもできるためキャンプ用品向きです。

アルミコンテナのその他情報

アルミコンテナの使用上の注意

アルミコンテナは加工しやすいため、近年では倉庫や物置だけでなく事務所や住居としての利用が増えています。エアコンを設置したり、防音加工や窓を付けたりと居住性を向上させるように自由にカスタマイズが可能ですが、使用用途と大きさによっては建築確認申請が必要な場合があります。

アルミコンテナの延べ床面積が10㎡以下であれば、建築物として利用する場合でも建築確認が必要ないとされていますが、他の諸条件においても例外があります。購入や使用の際には申請義務などの要否を必ず確認してください。

参考文献

https://shima-corp.com/labo/container/container-shed-merit-demerit

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