オイルフロー送信機

オイルフロー送信機とは

オイルフロー送信機とは、オイルや他の流体の流れを計測し、流れの遮断などのエラーを通知する装置です。

オイルフローメーター (流量計) と組み合わせて使用され、オイルフロメーターで計測したオイルの流れのデータをオペレーターや監視システムがリアルタイムで把握することできるため、工業プロセスや機械の管理、監視、制御の用途で使われています。また、流体の流れに関するデータを蓄積・分析することで、トラブル予測や計画的なメンテナンスができるようになります。

デジタル信号を使用することで、リアルタイムでデータを送信することが可能となり、オイルの流れに関する異常を迅速に検知することができます。

オイルフローセンサー

オイルフローセンサーとは

オイルフローセンサーとは、エンジンや機械の油の流れを検知・監視するための装置です。

オイルフローセンサーの機能には、エンジン内や機械の部品に潤滑油が適量供給されているかどうかの監視、オイルポンプの故障やオイル漏れなどの異常検知、オイルがエンジン内を循環し適切に冷却されているかの監視などがあります。エンジンや機械の潤滑状態・冷却状態を確認し、適切な動作を維持することで、部品同士の摩擦を抑え、機械の寿命を延ばすことができます。

オイルの温度変化を検知する熱伝導型、オイルの流れにより生じる振動・圧力変化を検知する振動型、オイルがコイルを通過する際に発生する電気的な変化を検知する電磁誘導型といった種類があります。

オイルフローメーター

オイルフローメーターとは

オイルフローメーターとは、油やその他の液体の流量を測定するための装置です。

流体の流れによる物理的な変化を検知し、液体が通過する速度・量を正確に計測することができます。潤滑油・マシン油といった工業用油に対応しており、工場や製造現場では、油や液体の供給・排出を管理するために使用されています。また、発電所などでは、エンジンや発電機におけるオイルの流量を監視するために使われています。

オイルが管を通る際にピストンが移動し、歯車などが動くことで流量を測定するピストン型オイルフローメーター、オイルが通る管内にあるタービンの回転数で測定するタービン型オイルフロメーターといった種類があります。

ナイロンブッシング

ナイロンブッシングとは

ナイロンブッシングとは、配管と接続先の間に取り付ける樹脂製の固定金具です。

ナイロン樹脂 (ポリアミド) から作られており、耐摩耗性や潤滑性・耐薬品性に優れているため、潤滑剤として使用されることが多い部品です。摩擦を低減し機械の効率を向上させる回転軸を支える軸受として、また、静電気が発生しにくい性質を利用して電気機器の回転部にも使われています。ナイロンは軽量な素材であり、機械部品の軽量化・燃費改善などにもつながるため、車両のエンジン部品としても使われています。

一般的な使用温度範囲は、約-40℃〜120℃となっているので、高温や高負荷の環境では、摩擦性などが制限されることがあります。

ミーリングヘッド

ミーリングヘッドとは

ミーリングヘッドとは、金属などの素材を加工するために使用される工作機械の一部です。

ミーリングヘッドは、回転する主軸に刃物をセットし被加工物を削る機械である、フライス盤などに取り付けられ、切削工具を使用して材料を削り、所定の形状を作り出すのに使われます。異なる素材や厚みの加工物を効率的に削ることができ、複雑な形状や立体的な部品を製造するのに最適です。工業製品の製造や金属加工などで広く使用されています。

斜め方向にも切削することができる回転傾斜ミーリングヘッド、360度回転し多角度からの切削が可能なユニバーサルミーリングヘッド、被加工物の側面を削るのに使用されるサイドミーリングヘッドなどの種類があります。

メタクリレート接着剤

メタクリレート接着剤とは

メタクリレート接着剤とは、プラスチック・金属・ガラスなどさまざまな材料を接着させることができる強力な接着剤です。

アクリル系接着剤の一種であり、主な成分はサイアノアクリレートと呼ばれる物質となっています。特徴としては、非常に速く硬化すること、強力な接着力があること、異なる種類の材料を強固に接着すること、硬化後も透明性を保つことなどがあります。速乾性と優れた接着力があるため、補修、工業用途などで使用されています。

表面にある水分や油分などにも反応するため、接着前には接着する材料の表面をきれいにする必要があります。また、手や皮膚に付かないようにすること、換気をしっかりとする必要もあります。

肉切断機

肉切断機とは

肉切断機とは、牛肉・豚肉などの塊肉を加工しやすいサイズに切る機械です。

手動タイプは、裁断機のように板の端に刃がつけられており、刃を上から下へおろすことで、押しつぶしながら塊肉をスライスします。そのため、冷凍肉など硬い食材を切るのに適しています。電動タイプは、直径が約220〜300mm丸い刃が回転することで、食材を自動的に均一に切ることができ、手動タイプと比較し、力を使うことなく、スピーディーに食材をスライスすることが可能です。

食品加工場、レストランなどで使用される大型タイプもあり、塊肉などをベルトコンベアに載せるだけで、自動でスライスすることができます。

マニュアル生地シーター

マニュアル生地シーターとは

マニュアル生地シーターとは、手動でパンやパイ、クッキーなどの生地を均一に薄く伸ばすための製菓・製パン用機械です。

ベルトが巻かれた長方形の板の中央に直径90mm~200mmのローラーが取り付けられており、ボードに生地を置いてハンドルを回すと、生地がローラーの下を通り、ローラーが回転することで、生地を薄く伸ばすことができます。特に、クロワッサンやデニッシュといった、パン生地にバターを繰り返し折り込んでいく「折り込み」の工程で使用されています。

左右どちらからでも生地を伸ばすことができ、右から左、左から右と逆方向に移動させるので、リバースシートやリバースシーターとも呼ばれています。

クランプレバー

クランプレバーとは

クランプレバーとは、レバー操作によってねじを締め付けたり緩めたりする機能を備えた工業部品です。

クランプレバーは、レバーとねじ部、セレーション(かみ合い部)から構成されています。レバーは上下の位置に移動可能で、レバーが下の位置にあるときにセレーションとねじ部がかみ合うように設計されています。

レバーの回転操作に追従してねじ部も回転するため、レンチやドライバーなどの工具を使わずに簡単にねじ止めできるのが特徴です。クランプレバーは、電気スタンドやポンプの角度調整、車両や機械の取り付け、家具製作現場など、作業スペースが狭い場面でのねじ止めに威力を発揮します。

静水圧プレス

静水圧プレスとは

静水圧プレスとは、水や油、ガスなどの液体や気体の圧力を利用して、さまざまな材料を圧縮・成形する技術または装置です。

液体や気体の性質上、等方向に圧力がかかるため、材料には均一な力が働きます。これにより製品の加工精度が高まり、複雑な形状でも均一な厚みで成形できます。

静水圧プレスは液体の圧力が緩衝作用を果たすため衝撃力が小さく、騒音が少ないです。環境にやさしいだけでなく、装置の耐久性や安全性も向上させます。また、高い制御性能と効率性を持ち合わせているため、精密な成形を必要とする航空機や自動車業界での高級合金材料の成形、特殊な形状の部品製造に欠かせない装置です。