磁気ロータリーエンコーダ

磁気ロータリーエンコーダとは

磁気ロータリーエンコーダとは、磁場の変化により回転角度を読み取る機械です。

磁気材料でできたディスクと磁場を読み取るセンサーからなり、磁化領域と非磁化領域を持つディスクによる磁場の変化をセンサーで読み取ることで回転角度の計測を行います。センサーは多くの場合、磁場の作用により起こるホール効果により生じる電圧の変化を利用したホール効果センサーが用いられています。

磁気ロータリーエンコーダはモータと合わせて用いられることが多く、回転速度の制御などに役立っています。磁界を用いる仕組みのため耐環境性が高く、塵や埃、水分、油などの多い環境でも使うことができます。そのため耐久性と耐環境性の求められる工業用機械に広く導入されています。