蛍光灯安定器

蛍光灯安定器とは

蛍光灯安定器とは、蛍光灯に対して安定した電流と電圧を供給し、一定の光を発するように制御する一種の変圧器のことです。

蛍光灯は放電現象を利用しているため、点灯時は瞬間的に高い電圧を要し、また点灯後は安定した電流で駆動する必要があります。蛍光灯安定器には一般的にコイルが用いられ、コイルの高い誘導電圧により放電現象を起こりやすくして点灯を促します。

また、蛍光灯は放電特性により電源に直接繋ぐと電流が増大していくため、安定器はそれを防ぐために点灯後はチョークコイルのように一定以上の電流を遮断します。点灯中、蛍光灯安定器には電流が流れ続けるため温度上昇などにより消耗する部品でもあります。寿命は10年ほどで、故障すると漏電などに繋がります。