紙そろえ機

紙そろえ機とは

紙そろえ機とは、印刷・製本の現場において、断裁や丁合の前に複数枚の紙の重なりを揃える機械です。

大量の紙を積み重ねて扱う印刷・製本の現場では、最初に印刷された状態では静電気やくっつきがあり、塊になっています。紙の間に空気を入れて1枚ずつに分けたあと、振動を加えて揃え直したり、空気を抜いたりして揃えてから、トンボでの断裁や本格的な製本に進みます。

これらの工程はかつては職人技でしたが、現在はその一部または多くを紙そろえ機によって行うことが可能です。特に空気を抜いて角を合わせていく作業を行う機械は「突き揃え機」とも呼ばれます。また、単独で機能を持つ機械に限らず、印刷機に付属し、印刷後の用紙がきれいに重なるよう複数方向から整える装置も「紙そろえ機」と呼ばれます。