渦電流式電気動力計

渦電流式電気動力計とは

渦電流式電気動力計とは、流体の流速を測定するための装置です。

流体が渦を発生させる現象を利用して、液体や蒸気の流れを測定します。流体が渦電流式電気動力計を通過すると、流れの中で渦や乱れを引き起こす物体である渦発生体により、流れが乱れ、流体の流れに沿って一定のパターンで渦が発生します。その渦は「渦列(うれつ)」と呼ばれ、渦列の周波数は、流体の速度に比例します。電磁誘導型のセンサーであるピックアップコイルにより、誘導された電流は、渦のパターンや周波数に応じて変動します。この変動した電流信号を計測し、流体の速度や流量を算出します。

渦電流式電気動力計は、化学プラントや製紙工場などで使われています。