スケール除去装置

スケール除去装置とは

スケール除去装置とは、水中や水蒸気中のカルシウムやマグネシウムなどのスケールの元になる物質を取り除く機器です。

スケールとは、水や水蒸気中にあるミネラルや塩分などの無機物が、熱や圧力の変化により、水から分離して固体となる現象を指し、設備の配管内部にスケールが付着すると、エネルギー効率の低下や設備の劣化などを引き起こします。

スケール除去装置には、水に含まれるイオンを捕捉し、同時に同量のイオンを水に放出することで、スケールを形成するミネラルが濃縮されないようにするイオン交換、圧力を利用して水を半透膜でろ過する逆浸透、水中に微小な気泡を生成することで、カルシウムなどを包み込みスケールになるのを阻害する超音波などの原理が使われています。