マーキングヘッド

マーキングヘッドとは

マーキングヘッドとは、金属やプラスチックなどの材料にマーキングを行うための装置です。

主な方式としては、レーザー方式、ドットパンチ方式、インクジェット方式などがあり、レーザー方式はレーザー光を利用してマーキングを行い、ドットパンチ方式はドットパンチを用いて金属に印を打ちます。また、インクジェット方式はインクを噴射してマーキングします。

マーキングヘッドを選定する際には、マーキングする材料、内容、およびマーキングする量に合わせて方式やモデルを選ぶことが重要です。

磁界発生器

磁界発生器とは

磁界発生器とは、電流による磁界発生と永久磁石による磁界発生の2つの原理に基づいていて磁界を生成する装置です。

主に、電気機器、電子機器、産業機器、科学研究など様々な用途で利用されますが、磁界の発生原理によって電磁石方式と永久磁石方式にわけられます。電磁石方式は、トランスなどは電流によって磁力を発生させ、永久磁石方式では、ネオジム磁石やフェライト磁石などは永久磁石により磁界を発生させます。

磁界発生器を選定する際には、必要な磁界の大きさ、範囲、周波数、および持続時間を確認し、それに基づいて適切な磁界発生器のタイプや磁力、本体サイズなどを選択する必要があります。

レバーバルブ

レバーバルブとは

レバーバルブとは、レバー操作によって流体を制御するバルブです。

ボディ、弁座、レバーから成り、レバーの操作によって弁が回転し、流体を制御します。主に水道やガス、空気などの流体を制御するために使用されます。種類としては、直動タイプと間接タイプがあり、直動タイプはシンプルで安価ながら、間接タイプは大きな流量や遠隔操作に向いているという特徴があります。選び方のポイントは、用途に合わせたタイプを選び、流量や耐圧に応じたバルブを選択することです。

使用上の注意点としては、レバーの操作がスムーズであることの確認や、耐圧を超えない流体の使用、レバーバルブの保持や衝撃に気を付けることが挙げられます。

絶縁トルクレンチ

絶縁トルクレンチとは

絶縁トルクレンチとは、電気を通さない材料で作られたトルクレンチです。

主に電気設備や電気機器の整備・点検に使用されます。その特徴として、電気を通さないため感電の危険を防げ、耐電圧が高いため高電圧の作業にも利用できます。また、絶縁トルクレンチにはプリセット式とドラッグ式の2つの主なタイプがあり、プリセット式はあらかじめ設定したトルクで締め付けができ、作業効率が向上します。一方、ドラッグ式は設定値に達すると自動的にトルクが解除され、誤締めを防ぎます。

なお、選び方のポイントは、用途に応じてプリセット式かドラッグ式を選び、必要なトルク範囲や耐電圧に合ったものを選択することです。絶縁トルクレンチは安全かつ確実な作業を行うために不可欠な工具であり、適切な選択により安全性を確保できます。

コードレスヘッジトリマー

コードレスヘッジトリマーとは

コードレスヘッジトリマーとは、電源コードに接続せずバッテリーを原動力にしているヘッジトリマーです。

電源が不要なのでコードが邪魔にならず、狭い場所や電源がない場所でも使用できます。また、本体も大きくなく振動も緩やかなため、取り扱いやすいのが特徴です。ただし、エンジン式や電源コード式と比較して出力が劣ること、バッテリーがもたないため長時間の使用には不向きなことがデメリットとして挙げられます。

なお、コードレスヘッジトリマーはバッテリーのタイプによって分類されます。充電式はバッテリーを充電し繰り返し同じバッテリーを使用するタイプで、交換式は使用の度にバッテリーを交換するタイプです。

ガラス研磨パッド

ガラス研磨パッドとは

ガラス研磨パッドとは、ガラスの表面を研磨加工する際に用いられる研磨工具の一種です。

樹脂でできているため、軟質なのが特徴です。研磨パッドの表面に微細な空気孔があり、研磨砥粒を保ちます。この研磨砥粒がガラスの表面の凸凹を滑らかにする役割を持つため、ガラスの研磨を行うことが可能です。

ガラス研磨パッドはウレタンパッド、不織布パッド、スウェードパッドの3種類があり、それぞれ研磨が可能な対象加工物が異なります。そのため、用途に合わせて使い分けることが重要です。

ガラスカッティングディスク

ガラスカッティングディスクとは

ガラスカッティングディスクとは、カッティングされたガラスの表面を磨くための工具の一種です。

ガラスをカットすると切り口が鋭く、そのまま触れると怪我をする恐れがあります。ガラスカッティングディスクは、ガラスの切り口を綺麗に整えるために使用されます。ガラス以外に、硬質素材を切断する際にも使用されるケースが多いです。

ディスクの表面にダイヤモンド砥粒が施されている商品もあり、セラミックスや大理石のカッティングも可能です。ただし、ガラスカッティングディスクは金属類には向いていません。

ガス式はんだごて

ガス式はんだごてとは

ガス式はんだごてとは、コンセントを使用せずガスを熱源にはんだを行うはんだごての一種です。

ガス式はんだごてはガスを本体に注入して使用します。本体の中でガスを燃焼させることで、発生する熱をエネルギーにして出力することが可能です。稼働時間や出力は電源コード式と比較して劣りますが、コンセントに繋ぐ必要がないので電源がない場所でも使用ができます。

また、こて先を変更するとホットナイフとして材料をカットする際にも有用です。ただし、ガスを使用するためランニングコストが高くなりやすい点がデメリットとして挙げられます。

フロードリル

フロードリルとは

フロードリルとは、タングステンカーバイドを使用したドリル工具です。

鋼板への穴あけ加工とバーリング加工を同時にすることが可能となっています。高速回転しながら材料に押圧するようになっており、穴とブッシュを同時に形成することができます。

フロードリルは、作業時に切り粉が出ないことや薄い板やタップ加工できない板へのネジ切り加工が可能になることなどがメリットです。作業工程や部品点数の削減も実現できます。フロードリルは順応性が高い軟鋼やステンレス、アルミなどに使用されるケースが多いです。

フィンガーストック

フィンガーストックとは

フィンガーストックとは、EMIシールドやグラウンディングに使用されるハードガスケットです。

ベリリウム銅が主成分で、金属疲労に強いことや弾性に優れていることが特徴として挙げられます。また、フィンガーストックの表面には金や錫のメッキ加工が施されているため、耐腐食性も高いです。

主にグラウンドと言われる接地面との電磁波遮蔽のために使用されます。取り付けの仕方によって 製品の特徴が異なる点に注意が必要です。具体的には、クリップオンタイプやスロットマウントタイプ、はんだ&溶接タイプなどさまざまな種類があります。