ブタンガスブロートーチ

ブタンガスブロートーチとは

ブタンガスブロートーチとは、ブタンガスを燃料として使用する炎を出し熱を供給する手持ち型の装置です。

ブタンガスは、主にキャンプ用ストーブやランタン、暖房機器などで使用されている液化石油ガス(LPG)の一種であり、酸素との反応で二酸化炭素と水を生成するため、環境への影響が少ないとされています。ブタンは化学的には、飽和炭化水素で、分子式はC4H10です。

ブタンガスブロートーチは、ノズルから出る炎の温度や形状の調整ができるため、料理では、肉料理の表面を焼くのに使われたり、トッピングのチーズを溶かしたりするのに使われています。その他にも、はんだ付けや溶接作業、ジュエリー製作にも使われています。

呼吸用エアホース

呼吸用エアホースとは

呼吸用エアホースとは、酸素供給や換気などを目的に使われるチューブ状の管です。

医療現場では、呼吸器の障害がある場合や手術の際などに使われ、外部から酸素や空気を供給することで患者の正常な呼吸を支援しています。医療用の呼吸用エアホースは、医療グレードの素材で作られる必要があり、柔軟性や耐久性も求められます。

その他にも、有害な環境で作業する際にも使われており、有害物質を吸い込まないよう、酸素供給器とフルフェイスマスクにつなぎ、酸素を供給しています。有害な作業現場で使用する呼吸用エアホースは、欧州規格「個人用保護具規則(EU) 2016/425」の要件を満たすことが必要です。

ブロワ用フィルター

ブロワ用フィルターとは

ブロワ用フィルターとは、空気清浄のために使われるフィルターです。

ブロワとは、風を送り出す機械で、送風機とも呼ばれており、工業用途や家庭用途で空気の循環や清浄をするために利用されています。フィルターを通すことで、ホコリなどの異物、微粒子を取り除いて、クリーンな空気を供給することができます。

空気中の微小な粒子や塵などを捕らえることができる粒子フィルター、有害なガスや悪臭などの不純物を吸着する活性炭フィルター、病院などで使われ、高い空気清浄効果が期待できるHEPAフィルターなどの種類があります。フィルターの性能は、捕集できる粒子サイズや吸着効果などで決まり、「粒子捕集効率」や「粒子捕集率」として表されます。

ベルトフィルター

ベルトフィルターとは

ベルトフィルターとは、ベルト状のフィルター素材を利用して、液体から固形物を取り除くためのフィルターです。

ベルトが高速で回転し、液体を通過させる際に固形物を捕捉します。主に、塗料や洗浄液のろ過に使用されています。回転するベルトが液体と接触し固形物を捕捉、ベルトが排出口に到達すると固形物が排出されます。この仕組みにより、大量の液体を広面積のフィルター素材で効率よく処理できます。

ベルトフィルターは塗装、洗浄、食品加工など様々な分野で利用され、具体的には自動車の塗装や洗浄、建築物の塗装や洗浄、食品の洗浄や製造などで活用されています。特長は大きな面積のフィルター素材を使用でき、高速で回転することで効率的なろ過が可能です。

アングルソケットレンチ

アングルソケットレンチとは

アングルソケットレンチとは、ヘッド部分が直角に曲がっているレンチです。

狭い場所や奥まった場所のボルトやナットを効果的に締め付けたり、緩めたりするために使用されます。ソケットレンチのヘッド部分を対象のボルトやナットに差し込み、ハンドルを回転させてヘッド部分が対象を回転させる仕組みです。自動車のタイヤのナット、エンジンのボルト、建築現場の配管のナットなどに使用されており、特に狭い空間での作業に適しています。

構造はソケットレンチのヘッド部分とハンドルの2つの部品から成り立ち、使用する際の注意点としては、正しいサイズのソケットレンチを使用すること挙げられ、ヘッド部分に角度があるため無理な力を加えないようにする必要があります。

エアミキサー

エアミキサーとは

エアミキサーとは、空気と他の気体や液体を均一に混合する機器です。

主に塗装や洗浄などの現場で使用されています。空気と他の成分が流入し、スピナーによって高速で回転することで、均一な混合が実現されます。塗装用途では塗料と空気を混合してムラをなくし、洗浄用途では洗浄剤と空気を混合して効率的な洗浄が可能です。また、加工用途では空気と液体を混合して様々な加工作業が行えます。

エアミキサーはスピナーとブレードの2つの部品で構成され、その特徴は空気と他の成分を均一に混合できることです。具体的な活用例としては、自動車や建築物の塗装、機械や建築物の洗浄、そして溶接や切断などの加工作業があります。

空気流量調整器

空気流量調整器とは

空気流量調整器とは、産業機械や工作機械などの空気圧機器で使用される、空気の流量を調整するための機器です。

空気の圧力を維持しながら空気の流量を増減でき、主にエアシリンダーやコンプレッサー、エアチャック、エアエジェクターなどに適用されています。空気が流入し、ダイヤフラムが空気の圧力によって変形し、それがスライダーを動かし、最終的に流量制御弁が作動して空気の流量が調整される仕組みです。

この装置はエアフィルター、レギュレーター、流量制御弁の3つの部品で構成され、空気の圧力を一定に保ちつつ様々な用途に使用できます。利用時の注意点としては、適切な種類やサイズの空気流量調整器を選択することが挙げられます。

ポリッシングパウダー

ポリッシングパウダーとは

ポリッシングパウダーとは、研磨粒を微細に砕いた粉末状の研磨工具です。

研磨液に混ぜてワークに塗布することで表面を磨き上げます。金属、木材、プラスチックなどの仕上げ研磨に利用され、ポリッシングパウダーを水や油などの研磨液に混ぜ、ワークに塗布して表面を磨き上げる仕組みです。主に金属加工やプラスチック加工には仕上げ加工後に使用され、木材加工には塗装前の下地処理に使用されます。

特徴的な点として、微細な研磨が可能であり、仕上げ研磨に適していること、そしてさまざまな素材に適用できる点が挙げられます。利用する際の注意点として、ポリッシングパウダーの種類や番手、ポリッシング液の選択、安全な使用に配慮することが挙げられます。

研磨ベルト

研磨ベルトとは

研磨ベルトとは、研磨粒が接着剤で固められたベルト状の研磨工具です。

高速回転しながらワークに接触して表面を研磨します。金属、木材、プラスチックなどの研磨に主に利用され、動作原理は高速回転する研磨ベルトがワークに接触し研磨粒によって表面を研磨することです。

研磨ベルトは金属加工、木材加工、プラスチック加工などさまざまな場面で使用されており、具体的な仕組みは研磨ベルト自体とその回転を駆動する部品、そしてテンション部で構成されています。この仕組みにより、高速で研磨が可能で、広い面積や様々な形状のワークに対応できます。研磨ベルトの特徴は高速な研磨、広範な面積への適用、多様な形状への対応が挙げられ、利用時の注意点としては研磨ベルトの種類や番手を確認することが必要です。

溶接回転機

溶接回転機とは

溶接回転機とは、溶接時に均一に熱を与えるために被溶接物を回転させる機械です。

主に産業機械や大型構造物の製造で利用されます。動作原理はモーターによる回転軸の回転であり、これにより被溶接物が回転します。この仕組みにより、溶接箇所の均一な熱が可能です。産業機械製造や橋梁、鉄塔の溶接に効果的で、溶接品質の向上に繋がります。

特徴的な点として、均一な熱供給が挙げられます。また、利用場所は産業機械の製造や大型構造物の溶接があり、具体例として自動車部品、橋梁、船舶の製造が挙げられます。直流溶接回転機と交流溶接回転機の2つの種類があり、直流溶接回転機は、溶接箇所を均一に熱しやすいという特徴があります。一方、交流溶接回転機は、電源が安価に手に入るという特徴があります。