蠕動ポンプヘッド

蠕動ポンプヘッドとは

蠕動ポンプヘッドとは、蠕動ポンプの中核部分です。

モーターの力でチューブを伸縮させ、その過程で液体を輸送する役割を果たします。この構造により、食品製造、医療、化学工業などで幅広く活用されています。モーターによってチューブが伸縮し、これによって液体が輸送される動作原理です。シングルヘッド、ダブルヘッド、マルチヘッドなどの異なる形状のヘッドが存在し、それぞれ1つ以上のチューブを伸縮させて液体を輸送します。

特徴的な点は、高い密閉性、液体の粘度に対するスムーズな輸送、低い騒音や振動などが挙げられます。これにより、液体の漏れが少なく、高粘度の液体でも効率的に輸送が可能となります。

オイルディスペンシングノズル

オイルディスペンシングノズルとは

オイルディスペンシングノズルとは、オイルを適量かつ適切な場所に注入するためのノズルです。

エンジンオイル交換、機械の給油、工業製品の製造などの用途で利用されています。その動作原理は、オイルを圧力によって押し出す仕組みで、オイルタンクからポンプによって圧力をかけられ、ノズルから吐出されます。ノズルの先端の形状にはフラットノズル、ドリルノズル、シャワーノズルなどがあり、それぞれ異なる塗布形状に対応しています。オイルを適量でかつ均一に注入でき、作業効率を向上させることが特徴です。

異なる種類のノズルによって、フラットノズルは広範囲に、ドリルノズルは穴に、シャワーノズルは均一にオイルを塗布できるという特長があります。

ニトリルゴムホース

ニトリルゴムホースとは

ニトリルゴムホースとは、主原料にニトリルゴム (NBR) を使用したホースです。

特長としては、耐油性、耐薬品性、耐熱性に優れ、様々なサイズや形状が存在します。油や薬品、高温の流体の輸送に適しています。このホースは油圧ホース、空気ホース、水ホース、化学薬品用ホースなどのさまざまな用途で利用されています。

ニトリルゴムホースの構造には単層、二層、三層などがあり、それぞれ異なる特徴を備えています。単層はNBRのみで構成され、二層は内層にNBR、外層にポリエステルやナイロンを使用し、三層は内層にNBR、中層に補強素材、外層にNBRを使用しています。利用する際には、使用条件に合わせたホースの選定と、定期的な点検・整備が必要です。

金属ニップル

金属ニップルとは

金属ニップルとは、金属製の管や棒を接続するための部品です。

ねじを切り、ねじ込むことで接続が行われます。ただ単に管や棒を延長するだけでなく、方向を変えたりする際にも活用されます。金属ニップルは配管工事、機械工事、建築工事、自動車整備などさまざまな場面で活用されています。その特徴は強度が高く、耐久性があり、さまざまなサイズや形状が存揃っています。

動作原理は、管や棒にねじを切り、それを金属ニップルにねじ込むことで、着実な接続が実現されます。ねじの形状には平ねじ、テーパーねじ、ユニファイねじなどがあり、それぞれ異なる用途に対応しています。使用時には、管や棒のサイズに合わせて選定し、ねじの締め付けを適切に管理する必要があります。

一定流量形エアラインマスク

一定流量形エアラインマスクとは

一定流量形エアラインマスクとは、作業者の呼吸を保護する呼吸用保護具です。

送気装置から一定の空気量をマスクに供給する仕組みを持っています。送気装置には定置式ろ過筒型、携帯式ろ過筒型、電動送風機型があり、作業者はマスクから空気を吸い込むことで呼吸を守ります。これは塗装工事、溶接工事、粉塵作業、清掃作業などで使用され、酸素濃度が14%以上で有毒ガスが低濃度の場合に活用されます。

送気装置の仕組みは、定置式ろ過筒型ではろ過筒と送気装置が一体、携帯式ろ過筒型では分離され、電動送風機型では電動モーターが使われます。特徴として、一定の空気供給で呼吸が楽に行え、狭所作業や長時間の作業にも適しています。利用時は、送気装置の空気消費量の確認が必要です。

LPGポンプ

LPGポンプとは

LPGポンプとは、液化石油ガス (LPG) を効果的かつ安全に圧送するための装置です。

主にガスボンベや自動車の燃料タンクへの充填作業に利用されます。高圧でLPGを圧送可能でありながらも、設計が可燃性や爆発性を考慮しているため安全性が高い点が特徴です。

LPGポンプは、ガスボンベへの充填、自動車への燃料供給、LPG工場での製造工程など、様々な場面で活用されています。機械式ポンプと電磁式ポンプの2つの主要な仕組みが存在し、それぞれメリットとデメリットを持っています。機械式ポンプはシンプルでメンテナンスが容易である一方、電磁式ポンプは高効率で騒音が少ないという特長があります。

絶縁型防爆バリア

絶縁型防爆バリアとは

絶縁型防爆バリアとは、爆発性雰囲気下での電気機器の接続を安全に行うための装置です。

爆発性雰囲気では、電気機器からの電流漏れが火花やスパークを引き起こし、爆発の危険性があります。このリスクを低減するため、絶縁型防爆バリアは電気機器の接続部を絶縁し、火花やスパークの発生を防止します。

この装置は主に化学工場、製油所、ガス工場などで使用され、爆発性雰囲気下で電気機器を安全に利用する役割を果たしています。絶縁型防爆バリアには、爆発性雰囲気下でも耐えられる強度と耐熱性を有するガラス管式と、ガラス管よりも柔軟性があり、耐衝撃性に優れたモールド樹脂式の2つの主要な仕組みがあります。

アイスクリーム殺菌装置

アイスクリーム殺菌装置とは

アイスクリーム殺菌装置とは、アイスクリームの原料となる乳製品や卵製品を加熱殺菌するための装置です。

乳等省令という規格によれば、アイスクリームの原料は摂氏68度で30分間加熱し殺菌するか、同等以上の殺菌効果が必要です。仕組みは主にバッチ式と連続式に分かれ、安全性向上と品質向上が特徴です。

この装置は主に低温殺菌と高温短時間殺菌の2つの原理に基づいて動作します。低温殺菌は、63〜72℃で30〜60分間加熱し、原料の風味や栄養価を損なわない特長があります。一方、高温短時間殺菌は80〜90℃で1〜2分間の加熱で高い殺菌効果を持つが、風味や栄養価が損なわれる可能性があります。

湿度発生器

湿度発生器とは

湿度発生器とは、空気中の水分量を増加させる装置です。

乾燥を防いだり、品質を向上させる役割を果たします。この装置は蒸気発生式と冷却式の2つの方式で動作し、前者は水を加熱して蒸気に変え、後者は空気を冷却して水蒸気を発生させます。様々な場所で利用され、工場や倉庫では品質劣化の防止、農業や畜産業では生育や動物の健康維持、家庭やオフィスでは湿度で快適な空間を実現しています。給水部、加熱部または冷却部、噴霧部または送風部の3つの主要部品で構成され、これらの機能により水分量を増加させます。

湿度発生器の特徴は、空気中の水分量を調整できること、多岐にわたる用途に利用可能なこと、比較的低コストで導入できることです。

粒状吸着剤

粒状吸着剤とは

粒状吸着剤とは、不純物を吸着して除去する装置です。

動作原理は不純物と吸着剤の表面の相互作用に基づいています。粒状吸着剤は、空気清浄や水処理、食品加工など様々な場面で利用されています。

粒状吸着剤は吸着剤、流路、集塵器の3つの主要部品で構成されており、これにより不純物を吸着し、集塵器で回収します。主な特徴としては、さまざまな用途への活用、大容量の吸着能力、製造コストの低さが挙げられます。利用する際には吸着剤の種類や用途に合わせた選択、吸着剤の飽和状態への注意、交換時期の遵守が必要です。粒状吸着剤は種類ごとに異なる特性を持つため、活性炭やゼオライトなど吸着剤の種類に注意して使用する必要があります。