遠心抽出機

遠心抽出機とは

遠心抽出機とは、抗生物質や金属精錬、廃液からの有効物質などを遠心力で抽出する装置です。

従来の抽出機と比べると、遠心抽出機には多くのメリットがあります。例えば、処理速度が速いことです。装置の立ち上げ時間が早いため、スピーディーに処理できます。また、稼働率が向上していることや設備が簡略化し装置をコンパクトにできることもメリットの1つです。

プラントや公的機関などに使用されており、定期的なメンテナンスが必要となります。種類にもよりますが、2~3年に1度の頻度でメンテナンスを行うのが一般的です。

バイポーラスイッチ

バイポーラスイッチとは

バイポーラスイッチとは、トランジスタのスイッチングの一種です。

トランジスタの役割の1つに電子回路のスイッチングがあり、バイポーラによって信号のON/OF制御をします。バイポーラとは、正極と負極の2つの電極を持っていることです。正孔と自由電子が動作することを表します。

バイポーラスイッチの導入でトランジスタは小型化し、精度も高性能になりました。また、効率が向上し、消費電力の削減にも貢献しています。最近はさらに優秀なユニポーラスイッチの用途が広がっていますが、バイポーラスイッチも使用されるケースが多いです。

溶接面

溶接面とは

溶接面とは、溶接作業をするときに発生する有害光線 (アーク光) を遮断し、目や顔の皮膚を守る保護具です。

アーク光は火花の中心にある強い光のことです。可視光線の他、強い紫外線や赤外線を含み、目や肌に有害となります。そのため、溶接面を着用して、溶接作業を行う必要があります。

形状のタイプとしては、持ち手型、かぶり型などが一般的です。持ち手形は下部の棒を片手で持って使いますが、ミスが起こりやすいのが難点です。かぶり型は手を使わずにかぶって使うので、安全性が高くなります。

アナンシェータ

アナンシェータとは

アナンシェータとは、設備の異常や故障を検知した際に通知をするシステムです。

ランプの点灯だけでは操作員が気がつかないことがあるので、ブーザーの鳴動も利用するようになっています。異常接点入力がオンになると、ランプの点滅とブザーの鳴動が開始され、操作員が確認スイッチを押すと切れる仕組みです。

アナンシェータは異常や故障が発生した系統、場所、装置、機器も見分けられるようになっています。詳細に見分けることで、復旧方法を明確にできるのが特徴です。

接着剤ディスペンサー

接着剤ディスペンサーとは

接着剤ディスペンサーとは、接着剤を正確に素早く塗るための装置です。

最近は部品数が多い工業製品も増え、接着剤の塗布の仕方が難しくなってきました。接着剤ディスペンサーを使うことで、精密かつ高速に接着剤を塗れるようになります。なお、ディスペンサーとは、決まった量の液体を出す装置です。

身近な例では、シャンプーボトルやアルコールボトルなどに使用されています。接着剤の塗布でも利用可能で、押し出したり飛ばしたりしながら塗っていきます。また、液体を付ける剛毛は必要ありません。

研磨石

研磨石とは

研磨石とは、対象物の表面を削り取り、形状を整えたり表面仕上げの質を向上させる工具です。

砥粒が物体と接触し、微細な粒子を削り取る摩耗原理に基づいて機能します。研磨粒度や結合材の種類、形状などによってそれぞれ摩耗作用が異なるため、粗削りから精密研磨まで幅広い加工が可能です。

ダイヤモンドやコランダム、シリコンカーバイドなど種類は多岐にわたり、それぞれ金属やガラス、セラミックなどの異なる材料に適した特性を有します。目的用途において、研磨石は工業製品の加工精度向上、美観のための表面処理、様々な道具の切れ味維持など、産業や日常生活で広く使われています。

ワイヤメッシュフィルター

ワイヤメッシュフィルターとは

ワイヤメッシュフィルターとは、金属線材や合成繊維を編み込んで形成されたフィルターです。

特定の編み目サイズにより、フィルターを通過する流体から不要な粒子を捕捉、分離除去しています。耐久性と耐熱性が高く、清掃や再利用ができるという特徴を持っており、経済的ですが定期的なメンテナンスが必要です。

ワイヤメッシュフィルターには平織り、綾織り、多層編みなどさまざまな種類があり、目的に応じて選択できます。主な用途は工業用フィルターで、化学、食品、医薬品産業など幅広い分野で液体や気体の精製に利用されています。

ダウンドラフトテーブル

ダウンドラフトテーブルとは

ダウンドラフトテーブルとは、工業プロセスやクラフトワーク中に発生する塵埃やガスを局所的に吸引する装置です。

作業付近で発生した粉塵をテーブル表面に設けられた複数の穴から下方へ吸い込むことが特徴で、効果的な集塵システムとして活用されます。作業面がフィルターと送風機を組み合わせた構造です。作業中の粉塵を即座に吸引し、効果的に作業環境の清浄化が図れるようになっています。

ダウンドラフトテーブルには主に固定式と移動式があります。用途に応じて選択することで、木工作業、研磨作業、金属加工など粉塵が発生する作業場ならどこでも利用可能です。

溶接継手

溶接継手とは

溶接継手とは、2つ以上の部材端面や隣接面を溶接技術により結合することによって形成される接続部のことです。

溶接にはアーク溶接やガス溶接、レーザー溶接などがあり、熱や圧力を加えて部材同士を一体化させることで接合箇所が堅牢で、機械的強度の高い結合が実現します。結合させる部材の組み合わせ方によって、溶接継手は突き合わせ継手や角継手、T継手、重ね継手などに分けられ、用途に応じて使い分けられます。

溶接継手は、機械の造作や構造物の組み立て、修理の際に欠かせない要素です。その用途は建築、船舶、自動車産業から航空宇宙産業に至るまで多岐に渡ります。

ビデオアンプ

ビデオアンプとは

ビデオアンプとは、ビデオ信号の振幅を増幅し、信号対雑音比を向上させるデバイスです。

原理は一般的なアンプと同じで、入力信号に対して電力を供給し、その信号を強化します。ビデオ信号の周波数帯への適用を念頭に置いた設計です。種類にはトランジスタ、集積回路(IC)などがあり、アナログビデオアンプとデジタルビデオアンプという形で目的用途に応じて分かれています。

ビデオアンプは、カメラ、テレビ、コンピューターモニターなど、クリアなビジュアル出力が求められる各種ビデオ機器に使われることが一般的です。高い忠実度と安定したパフォーマンスを提供するため、映像関連機器には不可欠なデバイスといえます。