ロバステル社 海上サイバーセキュリティゲートウェイ 製品カタログ (エム・シー・エム・ジャパン株式会社) のカタログ情報

ロバステル社 海上サイバーセキュリティゲートウェイ 製品カタログ

製品個別カタログ

カタログ紹介

近年、従来の船舶システムが物理的な接続に依存していた時代から、コンピュータやインターネットを介したデジタル的な相互接続が急速に進んでいます。このデジタル化の進展は、海事分野に多大な恩恵をもたらす一方で、船舶システムをサイバー空間に晒し、サイバー攻撃のリスクを飛躍的に高めていることもまた事実です。実際に、一部の船舶ではサイバー攻撃による実害が発生しており、これは操船システムの乗っ取りやGPS信号の改ざんといった深刻な事態につながる可能性があります。このような攻撃は、船舶の安全性と信頼性を損ない、海上における人命と財産の安全確保、そして海洋環境の汚染防止に対する重大な脅威となり得ます。これらのことから、国際船級協会連合(IACS)は、船舶のサイバーレジリエンスを確保するための統一規則として、UR E26(船舶のサイバーレジリエンス)および UR E27(船上のシステム及び機器のサイバーレジリエンス)を発行しました。サイバーセキュリティは、もはや船舶運航の選択肢ではなく、安全で信頼性の高い運航を維持するための不可欠な基盤となっています。このような社会課題を解決するためにロバステル社のMG460ゲートウェイは開発されました。

MG460ゲートウェイは、IEC 61162-460、IEC 60945規格に準拠するように設計された次世代の海上ゲートウェイで、船内機器とクラウドプラットフォームやサーバーなどの外部サービスとのシームレスなインターフェースとして機能します。アドレス、ポート、プロトコルベースのルールを利用して、ネットワーク層とトランスポート層の双方で多層検査ファイアウォールとアクセス制御を実装することにより航海機器ネットワークのセキュリティを強化します。堅牢な1.6GHzクアッドコアCPUとDebian Linux OSを実行する64GB eMMCフラッシュストレージを搭載。複雑なアプリケーションを実行し効率的なソフトウェア実装を促進できます。ポート毎にファイアウォールのポリシー設定が可能な5つのギガビットイーサネットポート、ソフトウェア設定が可能な2つのシリアルポート、2つのデジタル入力、2つのリレー出力、保護された3つのUSB ポートを備えた本製品は、さまざまなフィールドデバイスに対応する包括的な接続オプションを提供します。また、機器を一元管理するためのRCMS(Robustel Cloud Manager Service)と呼ばれるクラウドベースのプラットフォームが用意されており、ユーザーがリアルタイムにデバイスの場所を視覚化し、データ使用量や信号強度、ネットワークステータスなどの重要な要素を追跡できるインタラクティブなダッシュボードを提供しています。シームレスな運用を確保するためにこのプラットフォームは、ファームウェア、機器構成、アプリケーションの無線アップデート(OTA)などを提供してダウンタイムを最小限に抑えながらシステムパフォーマンスを最適化します。

カタログについて

カタログ名
ロバステル社 海上サイバーセキュリティゲートウェイ 製品カタログ
取り扱い企業
エム・シー・エム・ジャパン株式会社
会社区分
商社・代理店
該当カテゴリ
船舶向けセキュリティゲートウェイ
カタログタイプ
製品個別カタログ

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