この製品について
KL 4000 は床設置型の独立した KUKAリニアユニットです。リニアユニットはロボットの追加軸として作動します。対応するロボットコントローラーで制御が行われます。
リニアユニットKL 4000は4000キログラムまでの可搬に耐えられるリニア軸です。これは 長さが1.5 または 2 メートルの2つのモジュールで構成可能です。そのため、全長は最長31.5 メートルにまでなり、その作業スペースが大幅に拡大します。
KL 4000リニアユニットは、新しいスタンダードを作り出します。
KL 4000の台座のコンパクトな構造には自信があります。最適化されたモーターとトランスミッションの配置 によって有効ストロークはKL 1500-3と比べて0.4メートル大きくなっています。さらに、KL 4000はシンプルで柔軟性のあるプランニングを可能にします。KR QUANTECシリーズとKR FORTECシリーズのロボットを同一のラインに据付けることができるからです。柔軟性をもっと高めるために、KL 4000で4台の台座を同時に動かすこともできます。
KL 4000リニアユニットのメリット
<シンプルなプランニング>
KL 4000には、KR FORTECでもKR QUANTECでも共用できる設置用ベースが装備されています。そのため、必要となるベースのアンカーポイントの数がKR 1500 に比べて最大 40% まで削減されています。ロボット設置用のボルト穴パターンは同一なので、どちらのロボットでも同じ台座に固定することができます。
最適な配置
ベースをフレキシブルなネジ止めシステムで固定するという新しいベース固定コンセプトによって、溶接作業なしでKL 4000を取付けることができます。これによって、配置にかかる時間が節約されます。さらに、いつでも軸の再調整が可能です。
必要面積の削減
ケーブルベアは、8.4メートルのストロークまでは内装されていて、2台までの台座に付けることが可能です。これによって、リニアユニットの取付け面が削減されます。同時に、KL 4000のストロークが30.4 メートルの場合にはレールの長さは最長の31.5 メートルとなり、大きな作業スペースが実現します。
整備のしやすさ
モーターとトランス ミッションは、ロボットを取外さなくても交換ができるように配置されています。ローラーにも同じことが当てはまり、KL 4000のどの位置でも簡単に素早く交換することができます。フレキシブルな調節が可能なバックラッシュとオプションの常時注油によって、最高の信頼性が保証されます。