この製品について
・この技術を採⽤した理由
ハンドヘルドバーコードスキャナーを使⽤する場合、スキャンの成功率は、⼿の動きの速度と精度によって決まります。特に、⼿やバーコードの揺れを避けられない環境条件では問題になります。
バーコード画像のキャプチャは、バーコードのデコード効率に影響し、画像処理中のバーコード認識にも影響します。
したがって、バーコード画像の歪みが読み取り失敗の主な原因となります。
・この技術の概要
2Dスキャナーには、ローリングシャッターとグローバルシャッターの2種類のイメージシャッターがあります。
〇ローリングシャッター画像はプログレッシブモーション(順繰り)でキャプチャされます。これは、 画像のすべての⾏がスイープモーションで⼀度に1つずつ露出されることを意味します。
このアプローチでは、2Dスキャナーが⾼速で移動しているときに画像の歪みを回避することはできません。
ローリングシャッターの結果は、⼿が急に動く場合に簡単に影響を受けます。
以下に⽰すように、バーコード画像が歪んで読みにくくなります。
〇グローバルシャッターの画像スキャン⽅法は、ローリングシャッターよりもはるかに優れています。
主な違いは、センサーがバーコード画像を⼀度にキャプチャすることです。
バーコード画像が⼿のジッターによって歪むことはありません。
したがって、成功するバーコード読み取り率は、ローリン グシャッターよりも確かに⾼くなります。
⼿持ちのスキャン環境での読み取り速度を上げるには、グローバルシャッターテクノロジーが2Dスキャナーの読み取り効率を⾼めるための最良の⽅法で あるので、こちらを強くお勧めいたします。
・テスト結果
ユニテックPA700のローリングシャッターとユニテックPA720のグローバルシャッターを使用して行われた画像スキャンテストは、読み取り速度が明らかに改善されていることを示しています。
このスキャン実験から、振動台で同じバーコードを2分間スキャンしながら、これら2つのパフォーマン スをPA700およびPA720とで比較しました。
結果は、下の表に示すように、グローバルシャッターを 採用したPA720の読み取り精度がPA700よりも12%高いことを示しています。
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