インライン粒度分布測定プローブ空間フィルタ速度計法による粒度分布測定 Parsumシリーズ Parsum IPP 70-S
スペクトリス株式会社 マルバーン・パナリティカル 事業部
この製品について
リアルタイム測定用の堅牢なインライン粒子径測定プローブ
Parsum IPP-70-Sプローブは、小型かつ軽量で設置しやすく、最大径6000μmまでの固体粒子の径および速度を現場でリアルタイムに測定できるプローブです。 防塵・防水で試料採取やキャリブレーションが不要なこのプローブは、研磨性、油性、または粘性の粒子であっても、固体の投入量が多く変動する場合の連続的なプロセスモニタリングを可能にします。
■概要
Parsum IPP 70-Sは標準的な装置オプションです。 本質安全の Parsum IPP 70-SE は、化学、食品、および製薬産業で、終点検知、プロセス制御 / 最適化、およびリアルタイムの品質管理のために使われます。このプローブは、粉砕や凝集、造粒、ふるいかけ、スプレー乾燥などの工程に使われます。
・軽量で取り付けやすく、新規または既存のプロセスプラントへの迅速な組み込みが可能
・ダイナミックレンジが広く、最大速度 50m/s の 50 ~ 6,000µm の粒子に対応
・不規則に動く粒子で固体投入量が多い場合でも測定の再現性があるため、流動層モニタリングに最適
・総合的でカスタマイズ可能なソフトウェアによるリアルタイム測定およびフィードバック
・サンプリングおよびキャリブレーションが不要
・多様なアクセサリにより、研磨性、油脂性、粘着性、および固着性の粒子への使用も可能
■動作
Parsum IPP 70-Sプローブは、空間フィルター速度計測の原理を使用します。 キャリブレーションや試料採取は不要で、粒子が球体であるという仮定も行いません。
空間フィルター速度計測は、個別の粒子のデータを収集し、粒度分布を作成する数量ベースの弦長測定方法です。
レーザー光の間を通過する粒子は影を作り、リニアアレイディテクタのレーザー光を遮断します。 粒子速度は、空間フィルターディテクターのリニアに隣接したファイバーエレメントの連続的な光の遮断から計算します。
粒子径は、粒子がシングルファイバーをブロックするときに生成されるパルス信号の長さを測定します。
多量の粒子を測定すると、ユーザーのニーズに応じて、さまざまなサイズパラメーターおよび体積ベースの分布が得られる統計的に有効な結果が生成されます。
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シリーズ
インライン粒度分布測定プローブ空間フィルタ速度計法による粒度分布測定 Parsumシリーズ Parsum IPP 70-S