THz-Raman® Spectroscopy Probe The “Structural Fingerprint” of Raman
株式会社テックアナリシス
この製品について
■TH-Raman® Probeについて
TH-Raman® Probeシステムはレーザー光源および電源などで構成される制御部 (a-1) とレーザー光を試料へ照射や試料からのラマン散乱光を受光するプローブ (a-2) で構成されています。励起レーザーをカットする特殊なノッチフィルターはプローブ部に内臓されています。高いスループットをもつサファイアレンズを搭載したプローブは測定の目的に応じて短焦点と長焦点の2種類が用意されています。
試料をガラスバイヤルに充填して測定を行うバイヤルホルダーキット (b) や錠剤などの試料を透過モードでの測定を可能にする透過ユニット (c) そしてラマン顕微鏡に取り付け微小・微量の分析やケミカルイメージング測定を可能にする顕微ユニット (d) などのオプションをご用意しています。代表的な応用例に、透過型低波数領域ラマン分光法を使用して、医薬品錠剤中の医薬品有効成分の結晶形の定量化などがあります。
■THz-Raman® (低波数領域) の特徴
物質の分子構造-官能基、幾何異性、コンフォメーション、水素結合、化学構造の状態などは指紋領域と呼ばれている200~1800cm^1にピークが現れ、200cm^1以下の領域は低波数領域と呼ばれ、化合物の結晶形など構造情報を表すピークが現れ、低波数領域では指紋領域のラマン散乱光強度より強くなることが知られています。
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シリーズ
THz-Raman® Spectroscopy Probe The “Structural Fingerprint” of Raman