肥料散布機

肥料散布機とは

肥料散布機

肥料散布機とは、畑や水田に肥料・農薬をまくための機械です。

エンジンの力で肥料散布する動力散布機、背負い式肥料散布機、手押し式肥料散布機、自走式試料散布機、トラクター取付け式散布機など、さまざまな形状・タイプ・大きさの散布機があります。

肥料散布機の使用用途

肥料散布機は、主に肥料を畑・水田・家庭菜園にまくために使用されます。用途や畑の規模などに応じて、適切な散布機を選択することが大切です。

散布量を自動調節する機能、ムラ無く均一に散布する機能、肥料詰まりを起こさせない攪拌機能など、さまざまな機能を持つ肥料散布機もあります。

肥料散布機の種類

1. 背負い式肥料散布機

背負い式肥料散布機は、肥料の入った容器を背中で背負い、ホースを通してノズルから肥料を散布します。広い畑を歩いて移動しながら肥料を散布したい場合に最適です。

このタイプの肥料散布機には手動式ととエンジン式の2種類があり、エンジン式は動力散布機とも呼ばれます。​​肥料の散布機能ではどちらも大差はありませんが、作業時間を短縮したい場合にはエンジン式がおすすめです。

また、エンジン式の肥料散布機は、除草や害虫駆除といった用途にも使用可能なため、水田や広い農地での利用にも適しています。

2. 手押し式肥料散布機

手押し式散布機は、タイヤのついた本体を手で押しながら移動することで、肥料を散布します。動力が必要ないので、場所を選ばず使用できる点が魅力です。

また、体力に自信のない女性などでも手軽に取り扱うことができます。さらに肥料・農薬だけでなく融雪剤・塩化カルシウムなどをまくこともできるので、雪の季節に使用されることもあります。

3. 自走式肥料散布機

自走式肥料散布機は、自動で走行しながら肥料を散布する肥料散布機です。重い肥料散布機を背負ったり押したりする必要がないので、少ない労力で肥料をまくことができます。

デメリットとしては、他の種類と比較するとやや高額であることが挙げられます。また、水を含んだけいふんや牛糞などは散布できないので注意が必要です。

4. トラクター取付け式散布機

トラクター取付け式散布機は、トラクターに取り付けて肥料散布ができるため、苗植えと同時に施肥する場合に便利な散布機です。

容量が大きいものが多く、肥料を無駄にせず、少ない労力で広範囲かつ均一に散布できることが特徴です。

肥料散布機の選び方

肥料散布機を選ぶ際は、以下のポイントを考慮することが大切です。

1. 種類

肥料散布機には様々な種類があります。肥料散布機を選ぶ際には、使用場所や目的に合った種類の肥料散布機を選ぶことが大切です。

2. 対応している肥料

肥料散布機の種類によっては、粉状の石灰などは非対応のもの、反対に種子や融雪剤も散布できるタイプのものもあります。散布可能な薬剤等の種類については、事前にきちんと確認しておくことが大切です。

3. レンタル

肥料散布機にはレンタルが可能なものもあります。実際に使ってから購入を検討したい場合は、まずはレンタルで試してみる方法もおすすめです。

肥料散布機の特徴

長所

1. 肥料を短時間で散布できる
肥料散布機を用いることで、施肥にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。特に広い農場などにおいては、肥料散布機の導入は必須と言っても過言ではありません。

2. 複数の用途に利用できる
肥料散布機は肥料の散布だけでなく、除草剤や農薬、除雪剤など複数の薬剤に対応しているものもあります。種類によって対応している薬剤は異なるので、うまく使いこなせば幅広い用途での使用が可能です。

3. 身体への負担が軽減できる
手作業での施肥は時間がかかるだけでなく、身体への負担も大きくなりがちです。その点、肥料散布機を用いることで作業時間を短縮し、労力を削減することができます。身体への負担を軽減したい方には、肥料散布機の活用がおすすめです。

短所

肥料散布機の短所として、コストが高い点が挙げられます。特に自走式肥料散布機は、他の種類のものと比較して高額なことが多いです。しかしながら、肥料散布機の導入によって得られるメリットはたくさんあります。使用場面や用途について、十分に検討した上で導入することが大切です。

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