CAD変換ソフト

CAD変換ソフトとは

CAD変換ソフトとは、異なるCADソフト間で作成された図面データを、互換性のある形式に変換するためのソフトウェアです。

CAD (Computer-Aided Design) は、製造業や建築業など幅広い分野で活用されていますが、ソフトによってファイル形式が異なり、そのままではデータを共有できません。そこで活躍するのがCAD変換ソフトです。

CAD変換ソフトは、異なるフォーマット間の変換だけでなく、図面内の情報 (線の種類や色・レイヤー構成・寸法・文字情報など) を、できるだけ正確に保持して変換することも可能です。また、2D図面だけでなく、3D CADデータの変換に対応した高機能な製品もあり、製品開発や部品設計の現場でも重宝されています。

CAD変換ソフトの使用用途

CAD変換ソフトはさまざまな場面で利用されています。代表的な使用用途を以下で紹介します。

1. 異なるCADソフト間のデータ共有

設計事務所や製造業では、使用しているCADソフトが取引先によって異なる場合があります。一つの事業所で複数のソフトを用意することは、コストやスキル習得に要する労力などの面で現実的ではありません。CAD変換ソフトの使用によって、異なるソフト間でもスムーズに図面の受け渡しができ、情報のロスを防げます。

2. 古い図面の再利用

古いバージョンのCADソフトで作成された図面を、現在使用している新しいバージョンに移行したい場合もCAD変換ソフトの活用が有効です。バージョン違いによる互換性の問題を解消し、過去の資産を有効活用できます。

3. PDFデータや画像データからのCAD変換

紙図面しか残っていない場合や、PDFで受け取った図面をCADで再編集したい場合、画像やPDFをベクトルデータに変換する機能を備えたソフトが有効です。こうした機能を持つCAD変換ソフトでは、OCRやベクトル化処理を行い、CAD形式の図面として再利用できます。