スプレーガン

スプレーガンとはスプレーガン

スプレーガンとは、圧縮空気を利用して、塗料などを噴射する塗装装置のことです。

着色塗装だけではなく、錆止めとして潤滑油を塗布したり、水を噴射して洗浄用などの用途にも使われます。

名前の由来は、形状がピストルに似ていることからスプレーガンと名付けられています。引き金を引くだけで噴射できるため、使いやすいのが特徴です。圧縮空気を生み出すために、別途コンプレッサが必要になります。噴射パターンも数多く、広範囲に噴射するタイプもあれば、一点集中して噴射するタイプもあります。

スプレーガンの使い方

スプレーガンを使うには、カップに塗料等を入れて本体にセットします。そしてコンプレッサから圧縮空気が送られてくるホースを繋いだ状態で、引き金を引くと塗料が噴射します。吐出量は、調整ツマミによって調整が可能です。塗装するときは、対象物から15cm~25cmほど離れて噴射すると綺麗に塗装できます。

作業を開始する前に、飛散した塗料が口や目に入らない様にマスクや保護メガネ等を着用する必要があります。また、塗料が付着しても良い作業着やエプロンを着用することを考慮しておくことが大切です。

スプレーガンの選び方

スプレーガンを選ぶには、いくつかポイントがありますが、ここでは塗料の供給方式別の特徴を紹介します。

  • 重力式
    重力式は、スプレーガンの上部にカップが取り付けられ、塗料が自重により供給されます。軽量で取り扱いやすく、塗料を最後まで使い切れるのが特徴です。欠点としては、カップの容量が小さい、塗料が入った状態でスプレーガンが置けない、といったことが挙げられます。
  • 吸上式
    吸上式は、圧縮空気の力で真空を作り出し、吸引力で塗料を供給するタイプになります。カップの容量が大きいものが多く、底面が平らなので、塗料が入った状態でも床などに置くことができます。欠点としては、塗料を最後まで使い切れない、吸引にも圧縮空気をつかうため噴射力が弱くなる、といったことが挙げられます。
  • 圧送式
    圧送式は、噴射に使う圧縮空気とは別に、圧送タンクより送られてくる塗料のホースをスプレーガンに繋いで使用します。大容量の圧送タンクを使うため、一度に広い面積を塗装するのに適しています。欠点として接続等の準備に手間が掛かります。

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