自動車メーカーへの転職について、国内自動車メーカー最大手のトヨタやホンダ、日産の実例を踏まえてご紹介します。
また、自動車メーカーの案件数が多い転職サイトランキングについても調査しました。
自動車メーカーと一括に言っても数多くの職種があります。ここでは、下記の職種について、「技術職」と「事務職」の二つに分類し、各自動車メーカーのインタビュー情報を含めてご紹介します。
技術職
事務職
自社が開発生産した自動車から資材や仕掛品、細かい部品など全ての品質を様々なアプローチでくまなくチェックします。
三菱自動車
品質管理部 品質保証グループ
万が一、わずかな不具合でも見逃してしまったら、品質に問題があるエンジンを積んだ車が世界に出荷され、お客さまの安全安心を脅かすことにもなりかねない。自分の仕事の重さにプレッシャーを感じることもありますが、組織としての責任感が私のモチベーションにつながっています。
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/recruit/newgrads/work/people/04.html
研究開発職は、生産技術や燃費の向上などを行います。また自動車メーカーでは電子技術、エンジン、車体・シャーシ、材料など様々な分野に分かれていて、それぞれ異なった専門知識やスキルが必要になります。
また最近では、電気自動車や自動運転などの先進技術への取り組みに力を入れているメーカーが多いです。
ホンダ
先進パワーユニット・エネルギー研究所
「0から自分の製品を育てたい」。Hondaは、そんな私の情熱を受け止め、自ら行動すれば実現させてくれる。そして、もう一つ私のモチベーションになっているのが、地球規模でお客様に喜んでもらえる製品づくりに携われるということ。
自動車メーカー以外の、メーカー営業職への転職をまとめた記事はこちらからご覧になれます。
生産技術では、より品質の高い製品を効率的に生産出来るように、生産体制を設計します。また部品や資材の調達、生産ラインのチェックなど生産管理業務を行います。
三菱自動車
生産技術本部 パワートレイン生産技術部
生産技術は、まさに「ものづくり」の現場に関わり、設計部門から上がってきた図面を形にしていく仕事。なかでも私は、エンジンの重要部品のひとつであるシリンダーブロックの生産ラインを担当し、高精度でありながら効率的に製造する手法を追求しています。
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/recruit/newgrads/work/people/03.html
国内では、自動車メーカーは販売をするために販売店の支店を持っています。その販売現場の改善や課題解決を担っています。
海外では、販売代理店などのネットワークの管理・拡大を業務とします。
ホンダ
営業
お客様にとって、車の購入は大きな買い物です。機能や価格だけではなく、+αの情報や、営業スタッフ自身への信頼が大切。きめ細かくニーズを聞き出し、ぴったりの車種をご提案して購入いただけたときのやりがいはひとしおです。
https://www.hondacars-kitaosaka.com/home/recruit/interview/01/
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品質の良い製品を、安く、早く、安定的に調達出来るよう、仕入先や社内外の多くの関係部署と連携しながら、品質や供給の向上、原価低減を行います。
日産自動車
Alliance Purchasing Organization(購買)
今後の電動化・自動化の発展を担う上で、半導体調達の仕組みづくりは非常に重要なミッションです。正直、最初はその責任の重さに躊躇することもありましたが、日産の競争力向上を大きな目標として掲げ、「何とかしたい」という強い想いで、ひたすら前を向いて一歩一歩前進している真っ最中です。
財務諸表の作成や税務処理、予算管理などの会計や投資の管理を行います。
出来るだけ低コストな資金調達や安全性・流動性を考慮した資金運用など財務基盤の構築を行います。
三菱自動車
経理本部 管理会計部 製品採算グループ
車種別の採算管理と卸売価格決定の参考となる製造コストの取りまとめをしています。卸売価格と製造コストを見ながら、工場・営業・海外の子会社と連携して仕事を進めます。経理部門として単に数字を取りまとめるだけでなく、営業やプロジェクトの部門に今後の計画や現状の課題解決を手助けする機会も増えました。
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/recruit/newgrads/work/people/11.html
人材育成や組織・人事戦略などの立案や実行を行います。
トヨタ自動車東日本
人事
人事部で海外人事業務を担当しています。フランス、ブラジル、タイなどに駐在員がおり、彼らや海外出張者のサポートはもちろん、海外からの従業員の受入や危機管理などが業務内容です。さまざまな国の方々とやりとりをするため、難しさを感じることもありますが、たくさんの人と関わることができることにやりがいを感じています。
https://www.toyota-ej.co.jp/recruit/interview/interview15.html
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トヨタ自動車は、1937年に設立された世界的な自動車メーカーです。自動車事業以外には金融や住宅、ITなどの事業も展開しています。
トヨタ自動車の2021年時点の平均年収は858万円でした。
本田技研工業株式会社は、1948年に設立されました。ホンダは自動車の製造、販売以外にもロボットや航空機などの新規事業にも取り組んでいます。
ホンダの2021年時点の平均年収は799万円でした。
本田技研工業株式会社の有価証券報告書(2021年3月)より
情報は2021年12月20日現在のものになります。
有価証券報告書(2021年3月)より
こちらで自動車メーカーの年収ランキングのすべてを掲載しておりますので、是非御覧ください。
転職サイトを自動車メーカーの案件の掲載数順でランキング形式でご紹介します。
オートモーティブ・ジョブズは、株式会社クイック(東証一部上場)が運営している転職サイトです。自動車業界専門の転職サイトのため、自動車メーカーへの転職を希望している方にはオートモーティブ・ジョブズがおすすめです。
自動車メーカーにおいては2,128件の求人があります。(2021年12月14日時点)
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自動車メーカーにおいてはで1,152件の求人があります。(2021年12月14日時点)
【2021年】化学メーカー転職情報 (三菱マテリアルの中途入社割合は29%も!?)
【2021年】化学メーカー年収ランキング(1位は三菱ケミカルの年収1,014万円)
【2021年】自動車メーカー年収ランキング(1位はトヨタ自動車の年収858万円)
【2021年】家電メーカー年収ランキング(1位はソニーの年収1,044万円)
製造業への転職希望者必見!転職エージェントの利用メリット・デメリット、おすすめの転職エージェント・サイトをご紹介
【2021年】医療機器メーカー年収ランキング(1位は富士フィルムの年収907万円)