新型コロナウィルスで世界中に経済的な打撃を与えている現代において、日本の鋳造業界もさまざまな課題を抱えています。今回の記事では、現在の鋳造業界を取り巻く環境と課題解決策を紹介します。
日本鋳造協会の2020年度事業報告書によると、鋳造業の2020年生産金額(ダイカストを除く)は、1兆1,610億円で前年比15.1%減、生産量も同様に354万トンで16.9%減。金額・生産量ともにマイナスでの推移をしています。
新型コロナウィルス感染拡大以前から、業界全体は経済状況的に厳しいものでしたが、コロナ禍を経て、業界の厳しさがさらに増しました。
グローバル化が進み、ライバルが増えて年々厳しさを増す鋳造業界で、常に新しい課題が生まれています。最も深刻な鋳造業界の課題は、生産労働人口の減少です。少子高齢化により、働き手となる生産労働人口の減少もあり、人手不足が深刻しています。
鋳造業界の生産労働人口の減少を解決するために、生産工程の自動化として産業用ロボットを導入するか、外国人労働者を受け入れるという方法があります。産業用ロボットを受け入れることで、これまで人手で作業をしていたことが、産業用ロボットで自動化できるようになります。
産業用ロボットでできないことを外国人労働者で補うことも可能です。鋳造業界の仕事環境は、賃金や労働環境としても厳しい部分があります。
今回の記事では鋳造業界を取り巻く現在の環境と課題解決について解説しました。本記事を参考にして、課題解決策を実践してみましょう。
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