株式会社キミカのニュース

2025.10.27

中国GBH社の日本総代理店権を取得 — 高品質なジェランガムを低価格で供給へ —



アルギン酸メーカーの株式会社キミカは、ジェランガム専業メーカーのGBH Bioscience社(本社:中国雲南省保山市、代表取締役社長:張波、以下「GBH」)から日本市場における総代理店に指定されました。
総代理店契約は、キミカのトレーディング部門が独立して2022年に発足した専門商社、株式会社キミテックスとGBHとの間で10月20日に締結され、キミカはGBHのジェランガム製品の日本市場における販売、マーケティング、技術サポートおよび顧客対応を一括して担うこととなりました。
今回の総代理店契約によりキミカが日本市場に導入するGBHのジェランガムは、次の優れた特長を備えています。

◇ 高品質:GBHは国際的に評価の高いハイドロコロイド研究者とプロセスエンジニアを擁し、世界水準の生産技術力と製品開発力を備えているため、品質が安定しています。
◇ 充実の製品ラインナップ:専業メーカーとして、HA型のみならず、脱アシル化を要するLA型、その中間のMA型まで幅広く取り揃えています。MA型はHA型のゲルテクスチャーを維持しつつも、ゲル化温度が低いという特徴を持つ、作業性や加工性を高めたGBH社の新グレードです。
◇ 短納期・安定供給:キミカがアルギン酸事業で培った在庫体制を駆使することで、迅速かつ安定したデリバリーが可能です。
◇ 低価格:GBHが工場を構える雲南省保山市は水力発電が盛んで電気代が極めて安価です。安価な電力を背景に製造コストを抑えたことに加え、間に商社を介さずキミカが直接仕入れるスキームによって価格破壊が可能となりました。
◇ サステナブル:ジェランガムは微生物発酵によって生産されるため、原料調達で環境を破壊する心配がありません。さらに、GBHは二酸化炭素を排出しない水力発電が生みだした電力を利用することで環境負荷を低減しています

品質に妥協せず、幅広い規格を用意して在庫を持ち、短納期で競争力ある製品を提供することは、まさにキミカがアルギン酸事業で磨いてきた強みと合致します。サステナビリティに優れた製品であることも、SDGsのフロントランナーとして知られるキミカがポートフォリオに取り込むに相応しく、今回のパートナーシップの決め手となりました。

キミカは、GBHとのパートナーシップのもとでジェランガム市場に参入し、日本の食品市場に新たな風を吹き込みます。

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