株式会社セゲルのニュース

2024.8.7

「流通ネットワーキング 2024年5・6月号」



「流通ネットワーキング 2024年5・6月号」 

世界最強の物流システムを活かした「allhaiso(オールハイソー)」について
荷主と運送会社双方のwin・winの関係を約束する

               (株)セゲル代表取締役社長 朴(パク) 用晳(ヨンソク)
1.はじめに 
弊社セゲル(本社福岡市)は、2023年9月2日、2024年問題を解決すべく、物流の会員制Webサービスallhaiso(オールハイソー)をプレオープンした。
allhaisoは、他社の追随を許さない世界最強のテクノロジーと評価されているアメリカの物流管理システムである「オムニトラック社」と動態管理システムである「デカルト社(グリーンマイル)」のシステムを導入している日本総代理店である。
allhaisoのallとは、初期の段階は道路での運送運搬手段を中心とするが、将来的には、鉄道や航空、船舶などのすべての手段を対象としており、いわゆるモーダルシフトの構築を目標としている。

2.2024年問題が及ぼす影響
2024年4月をもって、トラックドライバーの時間外労働が月45時間、年360時間、特別な事情がある場合では960時間(原則720時間)を上限とする規制が適用されることで、運送業の経営に大きな影響を及ぼすことになる。

 働き方改革は就業者の労働環境は改善されるが、時間外労働が制限を受けるとトラックドライバーの生活はますます苦しくなり、離職者がより多くなることは明らかである。
その結果国土交通省では、2030年度には約34%(9億トン相当)の輸送能力が不足する可能性があると予測されている。
国土交通省も、賃金面では「標準的賃金」を提示し、運賃アップを荷主に働きかけているものの、それに応じる企業はまだまだ少ないという声を聞く。
特に中小運送業者の経営は苦しく何ら対策を施さないと、この2024年問題がその状況に拍車をかけることは十分に予想される。

3.2024年問題を解決する鍵を握るallhaiso
allhaisoの目標は、物流業界の経営がますます厳しくなる中で、荷主、運送業者双方にメリットのあるサービスを提供することを目的としている。
荷主が抱える課題としては、主に以下のことが考えられる。

・2024年4月から適用される「新・改善基準告示」に対応するためには、業務全体の改善
 を図る必要性に迫られている。
・運送業務においても経験と勘による運送から脱却し、科学的なシステムを導入することで業務改善を図りたい。
・緊急時、運送会社を必要とする場合、信頼のおける運送会社の手配に時間がかかる。
などの課題を抱える。また国土交通省が提唱する標準的運賃への対応も迫られている。特に運送会社の存続危機に対応するためにも、是非解決すべき課題である。
そのためには、定期・ルート配送を中心に物流業務を可視化することで、徹底した配送の効率化を図っていかねばならない。配送コストの削減はCO2削減にもつながり、環境問題にも貢献することにもつながる。
一方運送会社としての課題は、主に以下のことが考えられる。
・生き残りをかけて、経験と勘による業務を科学的なシステムを導入して改善したい。
・空車・空きトラックをタイムリーに解決し、積載率を高めことで、経営効率を向上させたい。
・荷主から信頼され優先的に選ばれる業者となりたい。
・従業員の給料アップを実現し、従業員の生活を保証する職場を提供したい。
などの課題が指摘され、定期・ルート配送の新規獲得の向上やスポット配送・緊急配送・混載便配送などの発注を獲得し積載率を高めるためには、自社トラックの効率的な運用を可能とするシステムの導入・活用が不可欠となる。
特に中小運送会社の経営はさらに厳しくなることが予想され、物流業界の健全な発展のためにも、中小運送業者の存続が重要となる。
allhaisoは、特に中小運送業者の存続のために、有効的なシステムを開発しており、このシステムを利用することにより、両社がwin・winの関係構築を約束する。

4.世界最強と評価されるallhaisoの物流DXワンストップサービスとは
(1)荷主向けサービスのシステムの特徴について当サービスについては、
① 米国オムニトラック社のTerritoryPlanner ®(テリトリープランナー)とRoadnet ®(ロードネット)
② 米国デカルト社のGreenmile Live ®(グリーンマイル・ライブ)と Greenmile Driver®(グリーンマイルドライバー)
この2つのシステムを活用することで、定期配送を中心とした物流の諸課を有効に解決することができる。
【オムニトラック社システムの概要】
・TerritoryPlanner ®で配送ネットワークの最適化が可能となる
配送カバーエリアの最適化および車や従業員数などの人的ソースの適正化など配送ネットワークの最適化を図り、物流コストの低減を可能とする。

・Roadnet ®で日次配車計画の自動化が可能となる
月日によって変動する物量の波や時間指定などの制約、利用可能な車種、労働時間の管理などの条件に対応し、効率的な日次配車計画を自動的に行うことができる。一日の訪問先の多い物流やタイプの異なる貨物などに幅広く対応することができる。
(図表3.日次配車計画の自動化表示例)

【デカルト社システムの概要】
・Greenmile Liveで車両のリアルタイムの勤怠管理が可能となる
GPS(Global Positioning System)でトラックの位置や運行履歴などの動態状況を確認し、スマートフォンを通して、リアルタイムに配送実行状況を確認することができる。また、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)管理、つまり実車率、積載率、配送頻度、納品先待機時間、クレーム発生率などを数値化し、その実績をグラフィカルなダッシュボードで確認することで業務の効率化を図ることができる。

・Greenmile Driverで配送実行の可視化が可能
 納品先情報をスマートフォンに転送し、納品順、配送数量、指定時間などの確認ができる。
また、カーナビゲーション機能として、Googleナビと連動し、納品先までの経路を案内することも可能となる。このような可視化された配送実績から次の計画へのフィードバックを行っていく。

弊社allhaisoが提供するシステムは、特に定期ルート配送の荷主にとってメリットの大きいシステムである。また荷主側の自社内で物流DXが進んでいない場合は、弊社が運行取引書や運行日報、請求書発行などの業務も一貫して代行を行うシステムも用意している。
【当システムを活用した定期配送シミュレーションの検証結果について】
弊社システムをご利用いただいている販売会社A社様の現在の配送業務についての実績
データを基に、弊社allhaisoのシステムで解析・シミュレーションにより検証した結果、いかにムダな作業を行っていたのかを実証することができた。
(検証結果)
       ■配送車両台数     16台  ➡  10台(で対応できる)
       ■走行距離       約23%ダウン
       ■走行時間       約25%ダウン
       ■配送コスト      約30%ダウン実現
配車車両台数を削減できることで、ドライバー数の削減にもつながり、ドライバー不足にも対応できる。また走行時間・距離の削減では、CO2削減にも貢献できる。また配送コストのダウンは、当然のごとく純利益向上につながり、従業所得への配分を可能とし、経営の好循環を可能とする。なお定期配送のシミュレーションについては、プレミアム会員(有料)への入会が必要である。

契約後は定期的に専門のコンサルタントが効率的な配送計画の検証(有料)をしていく。
【オムニトラック社とデカルト社でのグローバルな実績について】
上述のシミュレーションの結果に引き続き、両者の実績を以下紹介する。
●世界の2万社以上が利用し、米国内では物流ソリューションのシェア85%以上を占める。
●1日の利用ルート数50万台、管理トラック数20万台以上を管理し、60か国、16言語バージョンで支援している。
●各種コスト削減実績は、定期配送の手配時間では約80%、物流コストでは約3%~38%を削減した。
両社の物流システムが世界最強と評価されるゆえんは、膨大な実績をもとに、最先端のア
ルゴニズム解析による科学的アプローチによって構築されたシステムだからである。

(2)配送会社を中心とした配送マッチングシステムのサービスについて
全国の荷主は、定期・ルート配送以外でも、緊急・スポット配送、混載便配送、特殊
車両配送などの配送において、トラックが足りない、ドライバーが不足しているなどで、自社で対応できなかった場合は運送会社を早急に探す必要に迫られる。
その確保に時間がかかり、探したとしても、信頼できる運送会社かどうか不安であるなどの課題を抱えることになる。
一方運送会社側も、空荷で帰るのはもったいない、また空きトラックをうまく活用し、リアルタイムに業務を獲得し、積載率を高めることで、業務の効率化や売り上げ拡大につなげていかなければならない。
当システムの運用について重要な決め手となるのは、当システムを評価していただくとともに、荷主と運送業者のニーズが合致し、タイムリーに商談に結び付き、かつ双方が安心し信頼して業務を任せられる環境を提供することである。
当システムはwebから24時間、365日、案件発生と受注が簡単操作で管理もらくらくできる。また当システムの初期導入費と会費は無料であり、両者の配送業務がマッチングしたときのみ運送業者様からシステム利用料(運賃の5%)をいただくことになる。
安心・信頼の業務がタイムリーに獲得できる環境を提供するために、allhaisoは会員制を設けている。会員になるための登録条件として、運送業者様には厳しい審査と評価制度を設けることで、高品質の輸送の提供を可能とする。
また物流に関する課題解決についてのコンサルティングについても対応していく。この
場合はプレミアム会員の登録が必要となる。
配送マッチングシステムの利用については、一般会員とプレミアム会員で異なる。
(図表7.会員別システム利用料)

5.最後に
弊社は、荷主と運送会社と環境をつなぐ物流DXワンストップサービスを提供し、win・winの関係を可能とするサービスを約束する。
定期配送、スポット配送、緊急配送から混載配送、特殊車両配送、さらには倉庫マッチングまでワンストップで課題を解決していくシステムを構築し、将来的にはモーダルシフトに対応できるシステム構築に取り組んでいく。
allhaisoでの戦略目標については、現在営業トラックが全国で約130万台存在している中で、10%の13万台に利用していただき、2024年問題を解決できるサービスを提供し、CO2削減課題にも貢献するサービスを提供していくことを使命とする。

株式会社セゲル  代表取締役社長 朴 用晳(パク ヨンソク)
〒812-0051 福岡県東区箱崎ふ頭3-5-20 TEL 092-409-1391(代表) 
お問い合わせ先 info@allhaiso.com

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