VASUジャパン株式会社のニュース

2024.9.2

【生分解可能な不織布】コンポストなどで生分解による処分が可能な生分解性不織布を発表



不織布の製造に最適な生分解性プラスチックを開発

VASUジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:安藤 志郎、以下VASUジャパン)は、様々な用途で使われる不織布の成形に最適な、生分解性プラスチックの開発を発表いたします。

VASUジャパンではこの度、様々な用途で使われている不織布に、生分解性能を持たせた、生分解性不織布を開発いたしました。

生分解性プラスチックは、食品容器やカトラリーなどに使われていますが、この度の生分解性不織布に適したバイオプラスチックの開発で、更に様々な用途で生分解性プラスチックの導入が可能となります。

今回開発した生分解性プラスチック、VS-90-2-A10の主な原料はPLA(ポリ乳酸)で、グループ会社のVASU Networksが特許を保有している、独自のコンパウンド技術(特許6763619)をベースとしており、安定的な高い成型性とリーズナブルなコストを実現しました。

日本国内のバイオプラスチックシェアは、圧倒的にバイオマスプラスチックが多い中、生分解性プラスチックの開発・製造を得意とするVASUグループとして、用途を限定せず、活路を広める事ができればと考えています。

芝生養生用の不織布に

サッカー場や学校から公園まで、様々な場所に芝生がありますが、目にも優しい緑色が保たれているのは、メンテナンスが適切に行われているからです。

定期的に行われる種まきなどの後は、養生中で芝生に入れない光景を目にしたことがあると思います。養生期間中は、外部からの衝撃などを避けるため、養生シートを張りますが、生分解性不織布を用いることで、使用後は最終的に無害で生分解性が可能です。

コンクリートは様々な建築物に用いられていますが、施工後には適切な温度と湿度を保つ目的で養生が行われます。芝生の養生と同様に、生分解性不織布であれば、使用後は最終的に無害で生分解性が可能です。

清掃作業やペンキ塗りで使われる防護服にも不織布が使われていますが、生分解性であれば、使用後の処分の際に焼却処分が不要です。
また、イベントなどで配布される簡素なジャケットなどにも最適です。

近年SDGsの観点から、日本ではバイオマスプラスチックの導入が進みつつありますが、海外では生分解性プラスチックの導入も進みつつります。

今回の開発により、日本国内でも生分解性プラスチックの導入が増えることを願っています。

ご提供は、生分解性不織布向けの樹脂を予定していますが、ご要望に応じて、不織布としてのご提供も可能です。
不織布の製造業者様向けに、お試しやスモールスタートに最適な少量のサンプルをご提供しています。

詳細な仕様について、サンプルのご提供についてなど、お気軽にお問い合わせください。

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