サイバーリンク株式会社のニュース

2025.7.30

サイバーリンク、顔認証API 「FaceMe Platform」の新バージョン 6.4 をリリース、広域監視に応用可能な人物属性認識と人物再認識のAPIを追加



顔認証API 「FaceMe® Platform」の新バージョン 6.4 のリリースを発表しました。本バージョンでは新たなAPIとして、顔以外の外見情報から人物の特徴を検出する「人物属性認識(PAR)」や、複数のカメラ映像をまたいで同一人物を特定・追跡する用途に使用可能な「人物再認識(Re-ID)」を追加し、防犯・追跡・映像分析における機能を大幅に強化しています。

FaceMe Platform 6.4のアップデート詳細

< 新たに追加されたAPI - 人物属性認識 (PAR) >

FaceMe Platformは従来、顔認証時に性別、年齢、感情を検出する機能を備えています。今回のアップデートでは、顔以外の外見情報からも人物の特徴を認識できる新たなAPI「人物属性認識 (PAR)」が追加されました。これにより、顔が映っていない、または顔認識が困難な場面においても、服装や所持品などの外見的特徴を活用した人物の特定が可能となります。

このAPIでは、以下の情報を検出できます:

・年齢(大人/子ども)
・性別
・服装(長袖/半袖)
・服の色
・帽子やカバンの有無

< 新たに追加されたAPI - 人物再認識(Re-ID)>

同じく新たに追加されたAPI「人物再識別(Re-ID)」は、異なるカメラに映った人物を照合し、同一人物を特定する用途に使用可能な機能です。
上述の人物属性認識(PAR)と組み合わせることで、あるカメラで検出された人物の外見情報をもとに、別のカメラ映像と照合し、移動先や時刻を特定・追跡できます。これにより、特にショッピングモール、駅、空港などの広域監視を効率的かつ高度に運用することが可能となります。

活用例:

・年齢や服装情報をもとに、迷子の子どもの居場所を特定
・性別や所持品の情報から、不審者を追跡
・広範囲に設置された監視カメラ間における人物の継続的な追跡

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